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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

注目マーケティングトピックス2025

累計動員数100万人突破。なぜいま若者は○○展に足を運ぶのか、仕掛け人のENTAKU明円卓さんに聞く

 『いい人すぎるよ展』や『怒怒怒ランド』など、人の感情や本音を言語化した「○○展」シリーズ。ENTAKU produceの明円卓氏が手掛けるこの企画展は、SNS時代の共感を武器に累計動員100万人を突破した。2025年にはアジア5都市での展開も成功させ、若者のお出かけの選択肢を変えつつある。なぜ、この企画展シリーズはこれほどまでに人を動かすのか。企画の背景から、広告スキルを拡張させたSNS戦略、ENTAKU produceおよび明円氏の今後の展開まで聞いてきた。

趣味で始めた展示が、動員数100万人規模に広がるまで

MarkeZine:明円さんを中心としたクリエイティブチームENTAKU produceが手掛ける企画展の累計動員数が100万人を突破したとうかがいました。若年層を中心にSNSで広く注目を集め、2025年にはアジア5都市でも展開されています。

過去開催の企画展の様子
過去開催の企画展の様子

 そもそも、この企画展シリーズはどのようなきっかけで始まったのでしょうか?

明円:実は、最初は完全に趣味で始めたものだったんですよ。電通時代、新入社員の教育係を1年間務めることになり、その子が最初に「展示を作ってみたい」と言っていたんですね。ですが、当時の僕の仕事はCMプランナーだったので、展示を企画する機会は残念ながらありませんでした。

 「それなら僕のポケットマネーでギャラリーを借りて、2人で展示を作ってみようか」とプライベートで始めたのが最初です。部署の同僚や友人などの身内を招待する、小さなイベントでした。

ENTAKU produce代表 明円卓
ENTAKU produce 代表 明円 卓氏

MarkeZine:最高にいい先輩ですね。それがここまでの規模になったのには、何かきっかけがあったのでしょうか?

明円:2022年に発表した『やだなー展』がきっかけです。『やだなー展』も一般のお客さんに来てもらうような形はイメージしていなかったのですが、身内を呼ぶつもりでXに投稿したら、すごく大きな反響があって。会場にしていたオフィスに行列ができたんです。その時に「あ、この展示は一般の方も楽しんでくれるものなんだ」と気づき、そこからは「どういうテーマならみんなが遊びに来てくれるかな、喜んでくれるかな」と考えるようになりました。

MarkeZine:その後、『いい人すぎるよ展』『気まずいすぎるよ展』『うれしいすぎるよ展』など、様々なシリーズを展開されています。シリーズの核にあるテーマは?

明円:『やだなー展』は口に出して言うことはないけれど、心の中で「やだなぁ」と思う日常の瞬間をたくさん集めた展示でした。初めて展示でのバズというものを体験して、もう1つ気づいたのは「(SNSでは)人の感情をテーマにしたものに多くの人が反応してくれる」ということです。そこからずっと感情をテーマにしたものばかり作っています。

MarkeZine:なるほど。『やだなー展』以降、基本的にはSNS上で広がっていったのでしょうか?

明円:そうですね。最初は40人だったお客さんが『やだなー展』で700人に増え、『いい人すぎるよ展』で4,000人、次の『いい人すぎるよ展』で2.5万人と、回を重ねるごとに動員数は雪だるま式に増えていきました

 僕は、SNSは「感情や本音の集合体」だと思っています。面白いと思ったもの、悲しいと思ったこと、怒り、喜びなどとにかく人の感情に大きく触れたものがSNSでは広がっていく。僕らの展示は、誰にも言っていなかった本音や感情にタッチするので、「あ、そうそう!」「それそれ!」とSNSで広がっていきやすいんでしょうね。SNSと相性がいいんだと思います。

SNSがもたらしたのは「他人の人生の可視化」、だから自分の休日も充実させたい

MarkeZine:SNSでの共感で終わらず、チケットを購入して企画展に足を運ぶ人たちには、どういったニーズがあると思われますか?

明円:SNSがもたらしたのは「他人の人生の可視化」です。友達が週末に何を食べて、どこに行っているかが常に目に入る。そうなると「自分の休日も充実させたい」と思うようになります。そういったときに、イベント、体験が必要とされるのではないでしょうか。

 僕は企画展について、“競合”をあまり意識していません。たとえば、休日のおでかけ先の候補には、イルミネーションや紅葉、映画なども入ってくる。その選択肢の1つとして「展示でも行く?」とぽろっと出るようになったら、すごくいいなと思っています。

 また、実は僕自身、美術の教養がないので、美術館に行くようなことはほとんどありませんでした。ですが企画展は、絵が描けなくても、アートがわからなくても、企画さえできれば誰でもできます。昨今、「○○展」といった企画展が増えているのには、そういった背景もある気がしますね。「○○展」の民主化が起きたのも、よかったなと思います。

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集客はSNSがメイン、仮説を立てて検証し続ける日々

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2026/02/18 08:00 https://markezine.jp/article/detail/50265

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