SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

マーケティングの未来を探求!MarkeZine Day 2008レポート

【MarkeZine Dayレポート】
ヤフーとオーバーチュアが満を持して投入した「インタレストマッチ」の魅力とメリット


「スポンサードサーチ」に匹敵するサービスへ

 インターネット広告は多様に変化しつつあり、記事タイアップ広告やディスプレイ広告といったブランディング効率を優先した広告もある。河田氏は、1つの広告手法で全ての目的を達成することは難しいとしながらも、「インタレストマッチ」は、記事タイアップ広告やディスプレイ広告では網羅できない部分を担い、広いリーチ力をもちながらも、ニーズのあるセグメントにアプローチするとして、「インタレストマッチ」のもつプロモーション力に期待してほしいという。

 では、コンテンツマッチ、行動履歴、リファラーマッチなどのマッチング技術以外の「インタレストマッチ」の魅了とはなんだろうか。

特徴:配信先が充実

 「インタレストマッチ」の大きな魅力のひとつは、広告が表示される掲載面が充実している点だ。

 最も大きな掲載先は、Yahoo!トピックス、Yahoo!ニュース、Yahoo!占いといった数多くのサービスを展開し、日本最大のPVを誇るYahoo! JAPANの主要サービスである。加えて、mixiなどの優良ユーザーからなる従来のオーバーチュアの提携パートナー各社のサービスにも掲載される。

 そして、Yahoo! JAPANが昨年発表を行ったYahoo!ウェブオーナーセンター内の広告配信プログラム「アドパートナー」を通じての配信も予定している。それを活用することによって、個人サイトやブログへも「インタレストマッチ」が配信されることになる予定だ。

 このようにYahoo! JAPANのコンテンツページを筆頭に、大小の各サービス、各サイトに網羅的に掲載されることによって、良質で膨大なトラフィックが可能になる。スポンサードサーチによる掲載先を加えれば、より良質で莫大なトラフィックが確保できるというわけだ。

特徴:詳細なターゲティング

 「インタレストマッチ」のもうひとつの大きな魅力は、詳細なターゲティング機能がある点だ。

 これは、世界最大規模の有効数2200万IDを誇る、Yahoo!JAPANのIDを利用して、ターゲットを囲い込み、より広告の費用対効果を高めようというものである。たとえば、地域については最大72分割でき、時間帯も1時間単位というように、これまで以上に細やかな設定が可能になった。また、性別や年齢層(ライフステージ)による区分が新しくできるようになったという。

 こうしたターゲティング設定や効果レポートの閲覧を行う管理画面については、これまでのスポンサードサーチのものと掲載内容や遷移などが踏襲されており、既になじんでいるユーザーにも問題なく操作できるようになっている。また、新規に利用を考えているユーザーに対するヘルプ機能も拡充させる予定だ。

 また、「インタレストマッチ」は、既存サービスのコンテンツマッチの後継サービスとなり、既にコンテンツマッチを利用しているユーザーには、インタレストマッチへの移行の案内を行う予定でもある。

 なお、「インタレストマッチ」は9月17日にPC向けの配信スタートを開始している。(参考:次世代クリック課金型広告「インタレストマッチ」配信開始、Yahoo! JAPAN内で月間200億PVを目指す)今後、モバイル対応も予定しており、広告の申し込みも、現在は代理店経由に限定されているが、年内にはオンラインでできるようになるという。

 続々と施策が予定されている「インタレストマッチ」は「スポンサードサーチ」に匹敵するようなサービスになることが予測され、河田氏は「大いに期待してほしい」と語り、最後を締めくくった。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
マーケティングの未来を探求!MarkeZine Day 2008レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/09/30 18:47 https://markezine.jp/article/detail/5522

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング