インタレストマッチとは
ディスプレイ広告、検索連動型広告、コンテンツ連動型広告、成果報酬型広告…、すでに様々な広告サービスが登場している中で「インタレストマッチ」は、検索連動型広告などと同様の料金体系である「クリック課金型広告」の1ジャンルという位置づけとなる。
「インタレストマッチ」を簡単に説明すると「ユーザーが閲覧中のページ内容や、興味関心と広告主が登録している広告内容が合致している場合に表示される広告」だ。
たとえば、従来のコンテンツマッチは、ユーザーがオンタイムで閲覧中のページのコンテンツに合わせた広告を表示していたが、サッカーのページなら、グッズを購入したいのか、試合を観にいきたいのか、選手を調べたいのか…など「ユーザーが何を求めてページにアクセスしているのか」というニーズが掴みにくい面があった。言いかえれば、試合を観に行きたいと思っているユーザーにスポーツ用品の広告が掲載されても効果は少ないというわけだ。
つまり、あるコンテンツを見るユーザーが、どのようなニーズを抱えて、そのページに至ったのかを推測することが大きなカギを握っている。すなわち、サッカーに関するページを見ている人が、必ずしもサッカーに関する情報を求めているとは限らない。また、サッカーの何を探しているのか、ページを見にきただけでは予測しにくい。
コンテンツマッチ+αで「隠されたニーズ」を掴む
その「隠されたニーズ」を掴むためには、過去の閲覧履歴やページにたどり着いた経緯などの情報をもとに、その人の興味関心を推し量ることが重要だ。それが成功した時に、より効果的な広告配信が可能になるというわけだ。
つまり「隠されたニーズ」を掴むために「インタレストマッチ」は、より詳細にコンテンツを分析できる「コンテンツマッチ技術」を進化させることはもちろん、過去の閲覧履歴を基にした「マッチング技術」、直前の検索キーワード情報を基にした「リファラーマッチ技術」などをあわせて開発して提供している。
前述のサッカーに関するページを見ているユーザーでも、欲しいのはサッカー観戦チケットなのか(コンテンツマッチ技術)、また、昨日情報を閲覧していた旅行とサッカーとどっちに関心があるのか(閲覧履歴マッチング)、そのページへ到達する際に、どのような検索キーワードを利用したのか(リファラーマッチ)というように、さまざまなニーズが推し量られる。
これらをもとに、必要としているであろう情報について優先順位をつけて表示させようというわけである。結果として、見込み客としての確度の高いユーザーへ、広告主はより効率的にリーチができるようになるのだ。
