今年7月にiPhoneが発売され、10月にはイー・モバイルがタッチパネル形式を採用したTouch Diamondを、KDDIも初のスマートフォンとして来年春にE30HTを、NTTドコモも第4四半期中にBlackBerryの上位機種の投入を発表しており、スマートフォンに対する関心はこれまでになく高まりそうだ。ネットエイジアは、スマートフォンについてのイメージ調査を行い、20~49歳の793名(男性333名、女性463名)から回答を得た。
iPhoneによって一般にも広まった「スマートフォン」の存在だが、iPhone以外の機種についてはどのくらい認知されているのだろうか。未発売のものも含めた各社のスマートフォンについてたずねたところ、「ウィルコムW-ZERO3」(21.7%)、「NTTドコモ ブラックベリー」(17.2%)、「ソフトバンクモバイルXシリーズ(X03HT等)」(10.2%)の名前があがった。未発売ながら「イー・モバイルTouch Diamond」の認知も6.8%に達している。
iPhoneを含むこれらのスマートフォンの購入意欲については、iPhoneは「購入する予定である」が1.4%、「購入したいと思うが具体的な予定はない」が25.0%。iPhone以外のスマートフォンでは、「購入する予定である」が0.4%、「購入したいと思うが具体的な予定はない」が16.6%。iPhoneは依然として強さを見せているが、購入意欲ではiPhone以外の機種も健闘している。
スマートフォンを購入したいと思っている回答者259名に「スマートフォン購入時に重視したい項目」について質問すると、「通信料金」(70.3%)が最も多く、「機能」(62.5%)、「端末価格」(59.1%)が続いた。一方「デザイン」は39.0%にとどまっており、スマートフォンは通常の携帯電話よりも「機能」面が強く求められているようだ。また、スマートフォンで使いたい機能については、「パソコン用web閲覧」(64.5%)、「メール」(51.0%)、3位「タッチスクリーン」(45.9%)があがっている。
また、スマートフォンを購入したいと思っている回答者が「スマートフォンを購入する際に参考にしたい情報源」の、1位は「製品比較サイト」で、「メーカーや企業が運営するサイト」、「店頭」が続いており、インターネット上の情報を重視する割合が高くなっている。
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