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若年層の検索ユーザーから考える、今後のモバイル検索トレンド

 今回は、将来メインターゲットとなると考えられる10代のモバイル検索ユーザーの動向について、彼らの重要な関心事の一つである「進路探し」を起点として考察した。その結果、進路探しの対象となる学校・企業双方において、モバイルサイトへの対策が十分に講じられていないことが判明した。【バックナンバーはこちらから!】

10代はモバイルヘビーユーザーが増加傾向

 ケータイ白書2008の調査によると、10代のモバイルユーザーで週に10回以上モバイルインターネットを利用しているモバイルユーザーの割合は男女ともに30%を超えている。これは他の年代と比較して最も高い値となっている。(20代:男性18.4%/女性:16.4%、30代:男性14.4%/女性20.3%、40代:男性12.9%/女性13.7%、50代:男性6.8%/女性7.3%、60歳以上:男性2.6%/女性3.1%)

 また、携帯サイトの探し方に関するアンケート調査では、10代のモバイルユーザーは男女ともに携帯サイトを「携帯電話・PHSの検索サイトで検索して」探すと回答したユーザーが最も多くなっている。

 10代は自由になるお金も少なく購買力がないため、携帯サイトのメインターゲットと設定しにくいケースも多いが、今後年齢が上がるにつれて購買力は上がっていくと考えられるため、10代のユーザーの動向を踏まえた携帯サイト作りや、検索経由の流入を有効に活用することは重要になってくると考えられる。

 今回は、そのような10代のモバイルユーザーにとって大きなイベントである「進路探し」を起点に、若年層の今後のモバイル検索トレンドに関して考察を行いたい。

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この記事の著者

モバイルSEO事業部 事業部長 佐藤竜也(モバイルSEOジギョウブ ジギョウブチョウ サトウタツヤ)

大学1年次よりインターンとしてフラクタリストに参画。インターン時代は営業やマーケティングを経験した後、社長室(現在は廃止)の立ち上げに携わり、上場準備や広報、新規事業を担当。 2006年モバイル検索エンジンの広がりに可能性を感じ、モバイルSEO事業を立ち上げを主導。コンサルタント、シニアコンサルタン...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/11/05 12:00 https://markezine.jp/article/detail/5604

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