Yahoo! Search Marketing Blogの10月20日のエントリによると、米国内のジオターゲティング広告で郵便番号を指定することが可能になった。
ジオターゲティング(geo-targeting)は、IPアドレスなどの情報を利用してユーザーの現在位置を把握し、その地域にいるユーザーに適切な広告を配信する技術。Yahoo!のジオターゲティング機能では、これまで最も細分化されたエリア指定として、Nielson Media Researchが定めたDesignated Marketing Area(DMA)と呼ばれるエリアをターゲット指定することができたが、今回新たに都市と郵便番号が指定可能になった(郵便番号のみベータ版)。
これによってジオターゲティング機能の利用者は、キャンペーン設定の際、マーケット全体(米国とカナダ)、国別、州/地方、DMA、都市、郵便番号を選択することができる。しかし、ターゲットを限定しすぎるとそれだけ対象ユーザーを限定することにもなるため、Yahoo!は郵便番号を最低10個選ぶことを推奨している。
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