SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

クロスメディアが変える!広告コミュニケーションの現場

第3回 広告コミュニケーションから生まれる「エンゲージメント=絆」とは?

企業と消費者の間に「絆=エンゲージメント」を構築する

 現在、広告コミュニケーションの世界では、「エンゲージメント(Engagement)」つまり「絆/良質な関係構築」というキーワードに企業の注目が集まっています。企業が消費者と良質な関係をいかに結べるか、あるいは具体的な商品と消費者との絆をどう構築できるか、という視点から両者のコミュニケーションを考えるのが「エンゲージメント」です。

 企業が提供する商品、サービス、ブランドには、背景やエピソード、それを生み出す際の意志などが存在します。消費者自身がそうした情報に触れ、信頼感や共感をもとに指名購入をしてもらうための関係づくりが「エンゲージメント」ということになります。そうすることで、単に商品情報を得るだけでなく、企業の持つバックグラウンドから価値を見出したり、その企業が発する情報に対する信頼感を獲得したり、それらの情報によって満足感を高めることができるのです。

 その際に重要になるのが、以下のポイントです。

  • 情報の一貫性&継続性
  • 情報の十分な量とタイミング
  • 対話&体験を踏まえた共感づくり

 これらは、人と人が対面して行う「Face to Face」の商談でも同じではないでしょうか。相手の人となりや考え方を知らずに、本当に紙1枚や15秒だけの商談で、気持ちよく満足のいく買い物ができるでしょうか。十分な時間とリラックスした雰囲気で、雑談も交えながら購入にいたり、そのあとも良好な関係が続いていく――こうした関係が構築できれば、その人が勧めてくれる商品や提案について聞いてみたくなるのではないでしょうか。こうした関係構築を「Man to Man」で行うのではなく、メディアを介して行おうというのが「エンゲージメント」なのです。

次のページ
クロスメディアで、マス広告の限界を超える

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
クロスメディアが変える!広告コミュニケーションの現場連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

三輪 宗久 (ミワムネヒサ)

(株)アサツー ディ・ケイ勤務。インターネットに関する、調査マーケティング、制作メディア・事業開発・事業推進などの担当を経て2004年よりクロスメディアセクションへ。現在は、さらにADKインタラクティブ・ディビジョンにて、インタラクティブコミュニケーションを中心にクロスメディアプランニングに従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/01/29 15:30 https://markezine.jp/article/detail/575

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング