他社は成功しているが、自社はうまくいかないワケ
数ある広告手法の中で、「成果報酬という料金体系で費用対効果に非常に優れる」という特徴を持つアフィリエイト。しかし、ふたを開けてみたら、なかなか想定していた効果が出ずに、どう改善すればいいのかも分からない、とお悩みのご担当者はいないだろうか?
他社は成功しているのに、なぜ自社はうまくいかないのだろうか。テコ入れをしたいけれど、何をどうすればいいのかもまったく分からないまま、他の業務に忙殺されてしまって、結局、毎月の成果承認作業以外は何もしないまま、、、そんな状況に陥ってしまっているご担当者の話をよく耳にする。
1999年、バリューコマースが日本ではじめてアフィリエイト広告のサービスを開始してから早9年。先陣をきってアフィリエイト広告を導入した企業と、そろそろ開始してみようかという企業の差を埋めるには何をすればいいのだろうか?
なんにでも“ノウハウ”がある
アフィリエイトに限らず、何にでも「ノウハウ」はある。
昔からアフィリエイト広告に触れていれば、自然にノウハウも溜まって、手を打つべき個所も明確化してくる。しかし、はじめてアフィリエイト広告に触れる場合、何をすればいいのか判断に迷ってしまうだろう。手を加えるポイントがぶれていると、改善になるばかりか改悪となってしまい、手間ばかり増えてしまう。テコ入れのセンターピンを的確に捉えることが重要だ。
新しく出現した広告手法は導入が早ければ早いほど、各社には各社独自のノウハウが蓄積されるものだが、その最大公約数である、アフィリエイトの成功方程式をまずは紹介しよう。頭を抱えている担当者の方には、ぜひ覚えていただきたいし、既に知っているという方にとっても、復習という意味でお付き合いいただきたい。
まずは、ウェブ広告の3要素をおさらい
アフィリエイトの成功方程式を導く前に、ウェブ広告の効果測定の指標をおさらいする。一般的には、下記の3つが重要な指標となる。
- インプレッション(IMP):広告(画像バナー・テキスト)の表示回数
- クリックスルーレート(CTR):広告がクリックされてランディングページへ到達する割合
- コンバージョンレート(CVR):ランディングページからアクションが発生する割合
画像バナーやテキストバナー等の広告がユーザーに表示されて(IMP)、ユーザーが広告をクリックしてランディングページへ到達し(CTR)、ランディングページから「会員登録」や「商品購入」などのアクションが発生する(CVR)、これが、一般的なウェブ広告の流れとなる。一方、アフィリエイトの場合は、前述の3項目の他に「承認率」という要素が加わる。