アフィリエイトの成功方程式
ランディングページから「会員登録」や「商品購入」などのアクションが発生し(CVR)、発生したアクションに対して、あらかじめ定められた成果条件と照らし合わせ、「承認」するか「非承認」するかを広告主が判断する。そして、発生したアクションが「承認」されてはじめて広告費が発生する。つまり、「IMP×CTR×CVR×承認率=成果件数」という公式が成り立つのだ。成果件数の増減は4項目を最適化した結果である。IMP、CTR、CVR、承認率の4項目に焦点を当てて、しかるべき対策をとることで、おのずと費用対効果は最大化されることになるのだ。
それでは、各項目に対してどのようなチューニングが必要かを紹介する。
チューニング:imp
IMPは、広告(画像バナー・テキスト)の表示回数であり、広告のスタート地点だ。まずこの数値を伸長させることが何よりも重要となる。そのためには、掲載媒体(アフィリエイター)数の増加、媒体力のある媒体への出稿が必要だ。
チューニング:CTR
CTRは、広告が表示された後、クリックされてランディングページへ到達する割合であり、ユーザーの目をひく、興味をひく等、クリックへのモチベーションがあがる広告素材(画像バナー、テキストバナー、メルマガ)を用意する必要がある。
チューニング:CVR
CVRは、ユーザーがランディングページへ到達した後、アクションが発生する割合である。CVRの向上のためには、ランディングページの最適化が必要となる。注意すべきは、広告の手法によりランディングページの作り方を調整する必要がある、ということだ。なぜなら、リスティングから流入するユーザーと純広から流入するユーザー、アフィリエイトから流入するユーザーのモチベーションは違うからだ。
チューニング:承認率
承認率は、発生したアクション(「会員登録」や「商品購入」)が承認される割合である。聞きなれない言葉かも知れないが、アフィリエイト広告特有のキーワードであり、「どのサイトへ出稿するか」によって、大きく変化する。
純広告専門の媒体や、いわゆる有力といわれるサイトへ出稿する場合、承認率が高い数値で推移する反面、ポイントサイトへの出稿では承認率は低下してしまう傾向にある。一般的なサイト(日記サイト等)はその中間といったところだ。また、プロモーションの露出方法によっても大きく変化するので、適切な展開を仕掛ける必要がある。
経済環境の劇的な変化により、今後“費用対効果”にさらなる注目が集まることが予想される。この機会に、「費用対効果が高いと言われていながらもなかなか成功しないアフィリエイト」という認識と決別し、数値に基づき、実践的なアフィリエイトを行なっていく必要があるだろう。次回は前述の4つのポイントについて、それぞれ深堀をしていきたい。