SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

四家正紀のネオコミュニケーション遊談

「Perfumeってネット上で大騒ぎでしたね。なぜでしょう?」
チャット遊談で2008年を勝手に振り返る


よいものは勝手に広まる時代?

いし
ですね。で、その心理ってなんだろう? と思うんですけど、一度ライブにいくとこういうログを見る目線も変化するわけです。ああ、そうだったのかと。謎が解けるというか。つまり自分のもっているライブの経験と、ネット上に残されたログの乖離が埋まる。
四家
なるほど。僕の場合はログに接して、CD買ってファンになったけど、ライブを体験してからはまたログをあさるようになりますね。
いし
で、当たり前なんですけど、謎が解けると、そりゃ書くんですよね。
四家
いし
もう「ログスパイラル」ですよ。
四家
ああ、ログがログを呼ぶと。
いし
ええ。でも、それはもう既に起きていたことで(参考:涼宮ハルヒの憂鬱が証明してみせたWeb2.0の正体のひとつ。:[mi]みたいもん!。> Web2.0の世界では、いいものはちゃんと流通する。といしたに氏は指摘している)。
四家
はいはい。いまや懐かしいですね。
いし
でも、Perfumeの場合、きっとこうしたネットユーザーのことなんてあんまり考えてなかったんじゃないかと思うんです。つまり作り手の意識なんかを、ぶっとばすぐらいに消費者が変わってしまったということのひとつの象徴だなと。
四家
たぶんハルヒのころは「いままで出てこれなかったいいものがWeb2.0の世界で流通する」くらいだったのが、もう「よいもの」はWeb2.0の世界では生活者が勝手に流通させちゃう時代になりつつある。
いし
そそ。
四家
流通どころか、編集するし、ニコニコ動画のMADに見られるように二次制作するし。なんかちょっとあるとwikiができてまとめられちゃうし、面白いコンテンツは新しかろうが古かろうがマッシュアップされる。吉幾三とかね。
YouTube - ポリ幾三

次のページ
「消費者」とはなんなんだ?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
四家正紀のネオコミュニケーション遊談連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/01/05 11:54 https://markezine.jp/article/detail/6181

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング