この調査における「サイト売買」とは、ウェブサイト単体の売買取引を指し、事業譲渡や企業M&Aの際のウェブサイト事業の移行は含まない。成約案件ベースの国内サイト売買市場規模は、2007年度の270件から2010年度には1500件、売買金額ベースでは、2007年度の13億円から2010年度には85億円に拡大すると予測している。
ビジネス仲介パターンとしては、売買取引を最初から最後まで仲介業者が支援するパターンと、売り手と買い手をマッチングさせる「場」を提供することを主眼とするパターンの2つがある。現在は後者によるサイト単体に限定した売買が裾野を広げており、今後の拡大が期待される。
同調査では、仲介における成果報酬の適正化やサイトの売買のための査定基準の標準化、業界全体の信頼向上や普及啓蒙活動など、サイト売買にまつわる課題についても指摘している。
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