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大幅なコスト減に成功!
動画配信サーバのクラウド化とは?

「Deliver-spice!」の特徴

 Hoster-JP テクニカルマネージャーの伊野氏によれば「Deliver-spice!」の特徴は次のようにまとめられる。

  • グリッドコンピューティングの技術を使い、安定した動画配信が可能
  • 配信したいコンテンツのファイル容量で決まる固定額(月額)での利用が可能
  • 「このキャンペーンだけに」など、利用期間の設定が柔軟。また、申し込みから利用開始までの期間も短い(通常4営業日)

「大容量コンテンツを安定して配信できるのは、『グリッドコンピューティング』の技術を使っているからです。全国数千箇所に分散して設置されているサーバを光回線でつなぎ、ひとつのマシンのように使うことで、負荷の状況に柔軟に対応することができます。トラフィックの多いコンテンツに対して多くの配信サーバを割り当てるなどしながら、安定した配信を実現できるのです」(伊野氏)

月額固定、短期間でも利用可能

 月額固定、短期間でも利用できるのは広告主にとっても、メリットが大きい。

 「短期間のキャンペーンのために、自社でサーバを構築するのは、広告主にとって大きな負担。人件費もバカになりません。そもそも広告主が欲しいのは、サーバネットワークではなく、その上に乗るサービスですからね。手軽で安価に動画配信を行うのに『Deliver-spice!』は、大きな力を発揮するのではないでしょうか」(山田氏)

 「仕組み自体もシンプルなので、短納期で動画配信できるのも魅力です。広告主が用意するのはコンテンツのみですから、『来週使いたい』といった急なニーズにも対応できます。しかも定額なので、予算管理も容易です。これまで、従量課金のサービスを使っていたクライアントが『Deliver-spice!』に換えることで、コストが10分の1になったというケースもあります」(工藤氏)

 広告主にとって、メリットだらけの「Deliver-spice!」。なぜ、このようなサービスが実現できたのか。次回は、その背景にある「グリッドコンピューティング」「クラウドコンピューティング」の技術について紹介しよう。


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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

大正谷 成晴(オショウダニ シゲハル)

1973年生まれ。フリーランスライター・エディター。2001年よりビジネス誌を中心に活動を開始。現在に至る。趣味はサイクリング、料理、投資。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/02/23 10:00 https://markezine.jp/article/detail/6531

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