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「なんで、囲い込まなきゃいけないの?」
貝印社員に聞く「カイタッチ・プロジェクト」の裏側


「作業」じゃない―あくまで地道に、誠実に

河野
実際、今は少数精鋭でやられているっていうことなんですけど、それ以外にアルバイトの方とか、あるいはアウトソースするとか、ほかに人手はいないんですか? ほんとに3人でやってらっしゃるんですか?
郷司
はい。ほんとに内部のこのメンバーだけですね。

最近、僕はあまりやれてないんですけど、彼女が中心になって、あともうひとりのスタッフとで、地道にやってます。
もちろん作業をアウトソースすることも考えはするんですけど、実際、やってみるとですね、これは全然「作業」じゃないんですよね

お客さまの声に答える時に機械的な返答はできないっていう問題と、あとやっぱり、けっこう商品に対して深い質問だとか疑問が出てくるので、アルバイトの方が来てもわかんないと思うんですよ。「この商品なんですか?」から始まるわけで、それがちょっと、どうやっても無理があるなと。じゃあ、うちのスタッフが完璧にできるかというと、実際に販売しているわけでもないし、商品のことも完璧にはわからないので、質問があったら一個ずつ、社内に質問していくしかないんですよ。毎回、他の部門に確認しながらやってます。
河野
そうですよね。わかります。
郷司
そういうことを考えると、やっぱり上っ面だけ、業務量を削ろうっていう発想は、このプロジェクトには向かないっていうか、もともと、そこは目をつむって始めてるプロジェクトなんで、ま、そこしょうがないなと。
次の展開として、代わりの手立てを考えてますけど、今のところは地道にやっていこうと。サイトにも「行けなかったらごめんなさい」って書いてあるし(笑)
河野
書いてますね(笑)
カイタッチの紹介ページより
カイタッチの紹介ページより
郷司
(見落としたりして訪問できないというのは)誠実にやってるからこそ、起こりうることで、それに対してのクレームは来ないだろうと
基本的なこのコンテンツの主旨は性善説に立ってますんで、それじゃないともう、どうしようもない話ですんで。
河野
まあそうですよね。

 対談はまだまだ続きます! 第2回目の記事は明日公開です。お楽しみに!

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この記事の著者

河野 武(コウノ タケシ)

1974年7月3日生まれ。立命館大学経済学部卒。コミュニケーション・デザイナー。マーケター。企画屋。
1997年、ニフティ入社。2001年にニフティ退職後、フリーターとして数年過ごし、2004年から2005年までオンライン書店ビーケーワンの専務取締役兼COOを務める。ECサイト初となるトラックバックを導入し、また「入荷お知ら...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/05/07 10:57 https://markezine.jp/article/detail/6883

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