「サンプル」といえど、「しっかり」「実物」を見せることが大切
注意点1.サンプルを隠さない
サービスのメリットをしっかりと伝えたいが故に、説明の表示ばかりが大きくなり、サンプルが隠れてしまっているケースを目にすることがあります(下図左側)。の場合、ユーザーからは「サンプルが見たかったのに、サンプルが見えない」という不満が聞かれます。
サービス内容を伝えることも重要ですが、サンプルそのものが隠れてしまうと、ユーザーが強い不満を抱く可能性があります。サービス内容はサンプルを邪魔しないように、またはサンプル画面を開く手前のページできちんと説明するのが良いでしょう。
注意点2.サンプルは実物で
サンプルが、当たり障りの無いように作られた擬似サンプルとなっているケースもよく見られます。 明らかに実在しない名称が用いられていたり、下図左側のように「○○○」などの記号になっているケースです。
この場合も、ユーザーから「結局どんなものなのか分からない」という声が聞かれます。
掲載許可を取る手間がかかる、古い情報が載ってしまうなど、実物を掲載しづらいこともあると思われます。しかしユーザーに「本当のところはどうなのか」という疑問を抱かせるよりは、ありのままを見せる、またはできる限り実物に近いものを見せる方が、結果的にユーザーの安心につながります。
ユーザーの意思決定を後押しするはずのサンプルが、ユーザーの不満や不安を招いてしまっては本末転倒です。「サンプル」というリンクをクリックする時のユーザー心理を考え、実物をそのまま見せてみてはいかがでしょうか。