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アクセス解析エキスパート直伝!デジタルフォレストのPVアップ講座

あなたのサイトへの“玄関”はどこだ?~サイト訪問プロセスの分析~

詳細分析のポイントは3つ

 ボトルネックを詳細分析する際、以下の3点に留意して行うことが重要です。

ポイント1:全てを分析しない

 全てのデータを分析していてはいくら時間があっても足りません。現状把握・分析の目的は、改善につなげる事実・問題点を見つけ出すことであり、改善効果の大きい箇所を集中的に分析することが重要です。改善効果が大きいのは、流入数が多い箇所、想定とは異なる傾向を示す箇所、広告の場合は投資額の多い箇所などであることが一般的です。

ポイント2:重要度の高い顧客は誰か

 全てのサイトには目的があり、その目的を達成してもらう顧客やユーザーがいるはずです。当然、目的を達成するターゲット顧客・ユーザーの流入数を増やすことがビジネスの成功に繋がります。

 一例をあげましょう。例えば、資料請求してもらうことが目的の場合、あるユーザーが何度もサイトを訪れて何度も資料請求してもらう必要はありません。この場合、新規ユーザーに多くサイトを訪れてもらうことが重要であるといえます。
この例のように、新規ユーザー・リピーター別に分析することが有効な場合があります。

広告は金額ベースの投資対効果で判断する

 広告による流入を分析する場合、単に流入数を詳細に分析するだけでなく、金額ベースの投資対効果を把握することが重要です。広告の種類別、キャンペーン別、媒体別に、流入数と1流入あたり投資額を把握し、比較することが、問題を発見することに繋がります。

 ここまで、どのように詳細分析し、効率的に問題点を特定するか説明しました。しかし、読者のみなさんもご存知のとおり、分析を行うだけでは何も改善されません。問題点を改善するための何かしらのアクションを検討し、それを実行することが必須です。では、どのようなアクションをとるべきなのでしょうか?

次のページ
“分析+実行=改善”という方程式

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2007/03/02 16:00 https://markezine.jp/article/detail/806

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