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アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

集客方法で競合に差をつける!
SEOのタイトル・説明文で考慮すべき3つのポイント


1.検索結果画面に適切に表示させる(技術要因)

 検索エンジンの仕様に合わせたタイトル・説明文に必要な要素は次の4つである。

タイトル・説明文は各ページ固有のものにする

 検索エンジンはtitle要素内のキーワードを重視する。これは、Webサイト内の各ページがそれぞれ何のキーワードと関連性が高いかを判断しているということである。そのため、Webサイト内のすべてのページに固有の、重複しないタイトルを作成する必要がある。

各ページの対策キーワードはtitle要素の先頭に記述する

 検索エンジンは、検索されたキーワードと関連性の高いページを上位に表示する。キーワードとページとの関連性はさまざまな指標を基に判断されるが、その指標の中でも比較的大きな影響力を持つのは、「タイトルに検索キーワードが含まれている」というものである。従って、各ページのコンテンツを適切に表現していて、かつ、検索されやすいキーワードを各ページの対策キーワードとして選定し、割り当てる必要がある(キーワードの選定方法については、本稿では割愛する)。こうして決定した各ページの対策キーワードは、タイトルの先頭に記述した方がより検索エンジンに認識されやすくなる。

title要素の文字数は34文字以内を目安に記述する

 Yahoo!、Googleともに表示される文字数は一定ではない。ただ、Yahoo!はおおよそ38文字前後、Googleは34文字前後を表示するため、やや短いGoogleに合わせて作成する。タイトルがどうしても長くなってしまう場合でも、最もアピールしたいキーワード、キャッチコピーや、ブランド名、サイト名などができるだけ34文字目までに記述されるように作成する。

 ただ、WebサイトがYahoo!カテゴリや、ディレクトリサービスのdmozに登録されている場合には注意が必要になる。Yahoo!カテゴリ、dmozに登録されているタイトルが、まれに検索結果に表示されることがあるからだ。これらディレクトリサイトのタイトルは、サイトの目的上、あえて広告的な表現を避けて登録されている。そのため、ユーザーを誘引する魅力的なタイトルになっていないことが多い。そこで、Yahoo!カテゴリ、dmozのタイトルがそのまま検索結果に表示されることを防ぎ、新たに作成した魅力的なタイトルを反映させるため、HTMLのhead要素内に下記のmeta要素を追記する必要がある。

Yahoo!カテゴリに登録されている場合
<meta name="robots" content="noydir" />
dmozに登録されている場合
<meta name="robots" content="noodp" /> (*1)

説明文(meta要素description)の文字数は全角80~100文字を目安に記述する

 説明文に関しても、表示される文字数はYahoo!、Googleともに一定ではない。ただ、文章の内容が途中で途切れないように表示させる目安としては、この文字数が適当である。

 また、注意したいのはYahoo!とGoogleとで、表示する文章が違う場合があるという点である。Googleでは通常、meta要素descriptionに記述された文字列をそのまま検索結果に表示してくれる。ただし、title要素と同様に、Webサイトがdmozに登録されている場合、まれに説明文がdmozの登録内容から引用されることがある。これを防ぎ、meta要素descriptionの記述内容を反映させるためには、タイトルと同じく、HTMLのhead要素内に前出のmeta要素を追記する必要がある。

 Yahoo!では、説明文の最初の1~2文はmeta要素descriptionの1~2文目そのままを検索結果に表示し、後に続く1~2文は、各ページ内の別々の部分から引用する傾向がある。特にページ内に検索キーワードを含んだ文がある場合、それを優先的に引っ張ってきて表示する。そのため、ページ内のテキスト情報は、各ページの対策キーワード(検索キーワード)のなるべく近くに、アピールしたいフレーズが記述された状態にしておく。そうすることで、検索結果の説明文に魅力的な文が反映されやすくなるのである。また、WebサイトがYahoo!カテゴリに登録されている場合、検索結果には[Yahoo!カテゴリ登録の説明文][meta要素description][body要素内のテキスト情報]の3つから、検索キーワードを含む部分が1~3文、表示される。このとき、Yahoo!カテゴリからの引用を避けたい場合には、タイトルと同様、HTMLのhead要素内に前出のmeta要素を追記する。

(*1)

 詳細は下記参照。

おわりに

 今回は、SEOのタイトル・説明文で考慮すべき3つのポイントのうち、1つめの技術要因について詳しく見てきた。次回中編では、2つめのポイントである視覚要因について解説を加えていく。

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この記事の著者

橋向 隆広(ハシムカイ タカヒロ)

株式会社アイレップ サービスマネジメント本部 SEOグループ SEOチーム ディレクター

2005年早稲田大学第一文学部卒業。2008年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)。在学中は社会学、哲学・現代思想、ナレッジマネジメントを専攻。言説分析・言語態分析を切り口に「思考」「言語」「共同...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/10/16 22:28 https://markezine.jp/article/detail/8487

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