SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

ad:tech Tokyoレポート

ユニクロがグローバルブランディングに成功したワケ
【ad:tech Tokyo 2009】


Q6.クリエイティブにおける他のプロモーションとの棲み分けは?

 チラシ・TV・Webなど、それぞれの目的に対して最適なものを個別にやっていますが、全体を俯瞰したうえで個別最適の「精度」を挙げていくことが大切です。相反するようですが実現は可能だと思います。

Q7.CMから考えない表現開発とは?

 例えばCMを作るとなった場合、CMには時間という制限があります。その時間で表現されたクリエイティブはWebには合わないでしょう。CMを基点としてコミュニケーションのルールを考える場合もありますが、逆にその枠を抜け出すことで新しい物が出てくる可能性があります。大事なのはコミュニケーションの目的を元に、どこを起点として考えるかではないでしょうか。

Q8.優秀なクリエーターとのつながり方、つきあい方は?

 「世界一になりたい。そのために世界一とクリエーターと仕事をしたい」と発信していれば、自然と集まってくるのではないでしょうか。バックグラウンドも関係ありません。そのクリエーターがどういう人で、どんな志を持っているのかが大切だと思います。

Q9.ユニクロのグローバルブランディング、その成功のポイントは?

 世界一になりたいと思うことは当然ですが、ブランディングにおける1位とは何かを定義することも大切です。例えば、「ブランディングにおいてソニー・ナイキ・Appleと肩を並べる会社」と定義するなどです。そういった定義を行うとそれを達成するためのプロセスが見えてきます。また、一度成功してもその成功はすぐに陳腐化していくので、必要に応じて変えていくことが大切です。

 また、スピードも大切ですが正しい事に対するこだわりや使命感を持つことも成功のポイントです。ユニクロの場合は、どこにチャレンジをしようとしているか? なにに向かおうとしているか? をしっかりと意識することで、エンターテインメント型の企業ブランディングをこれからも行っていきたいと考えています。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
ad:tech Tokyoレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

関根 将成(セキネマサナリ)

さすらいのフリーライター。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/10/01 17:07 https://markezine.jp/article/detail/8505

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング