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よりタイトに顧客と繋がるカギは、「自ら運営する」ソーシャルメディア

コントロールしないのがソーシャルメディア運営のコツ

 先にいくつかキャプチャに使用したのは、以前にNingで作ってみたテスト用のSNSだ。

 これは今私が仲間と起ち上げ準備をしている、小規模ウェブ事業者を対象とする情報共有と協業推進のためのネットワーク「カフーツ(Cahootz)」で利用することを前提に試していたもので、そのときのままで置いてある。

 小規模とは1人~5人ぐらいまでをイメージしていて、小規模ゆえに孤立しがちなウェブ事業者を縦横に結んで、エンパワーしようという目論見なのだが、それには不断につながれる環境が要ると考えている。(ちなみに、その組織を起動する前のプレイベントとして年内は継続的にTwitterセミナーを開催している

 実際に使ってみて判ることだが、どんなツール、サービスにも完璧はない。しかし、むしろ肝心なのは(ここまであれこれ書いておいてこう言うのもなんだが)いくつ便利な機能があるかではなくて、そのSNSの運営目的とメンバーへのガイドラインをしっかり明示し、円滑かつ闊達なコミュニケーションを促進することの方だろう。

 つまり、管理者に要求されるのは技術的素養ではなくて、コミュニケーション当事者としてのセンスと場を暖めるファシリテイターとしての資質だろうと思われる。要するにコントロールしないのが管理者の使命ということだ。いや、冗談ではなくて。そして、足りない機能を補って余りあるのは、実は参加メンバーのパッションであったりする。

 ビジネスでの利用を目的にSNSを運営するときにも、この点ははき違えないように心したい。うっかり、売り込みが過ぎたがために、気がつくとゴーストタウンになっていたということにならないためにも。

 自らSNSを運営するかしないかは、もちろんあなたの自由だ。既存のSNSサービスで事が足りていて十分満足しているのなら、私には何の異存もない。だが、さらに広く深く顧客を知り、またあなたを知らしめるのに役立つのであれば、やってみる価値はあると思う。

 と、言わずもがなのことをくどくど申し述べて紙数を稼いだところで筆を置くことにする。

 なお、上記のテストSNSは管理者の承認が必要だが(そして、その管理者とは他でもないこの私だが)、ウェブにかかわる事業者なら誰でも自由に参加できる。ちょっと触ってみたいと思われるなら、まだしばらく置いておくのでいつでもどうぞ。

 では、また次回。ご機嫌よう。

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この記事の著者

伊藤 富雄(イトウ トミオ)

2002年オートステップメールを企画開発、2004年某ネットショップ開業ASPの創業に参画、現在はソーシャルウェブを絡めたネットビジネス・コンサルティングとウェブプロデュースに携わるかたわら、神戸商工会議所をはじめ各地のネットビジネスセミナーの企画と講師を務める。
サイトは「ネットビジネスwithソーシャルウェブ~Ito...

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2009/10/06 10:00 https://markezine.jp/article/detail/8506

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