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ソニーが「セカンドライフ」を超える? PS3専用3D仮想世界コミュニティサービス「Home」を今秋スタート

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、同社が昨年発売した新型ゲーム機PLAYSTATION 3(以下 PS3)で利用できる、オンライン3D仮想的世界を使ったユーザーコミュニティ「Home」を、2007年秋から展開することを、3月8日に発表した。

 「Home」は、PS3をインターネットに接続して利用するオンラインサービス「PLAYSTATION Network」上で展開される3Dネットワークコミュニティ。世界中のPS3ユーザーが集って、自身のアバター(分身)をつくり、リアルタイムコミュニケーションやオンラインショッピング、オンラインゲームを楽しむことができる。また、ユーザーが制作したプライベートコンテンツやプライベートスペースを他のPS3ユーザーに公開することも可能。利用の際には、PS3専用ソフトウェア「Home」を、PLAYSTATION Networkの「PLAYSTATION Store」から無料ダウンロードで入手する。SCEは、「Home」のサービス開始に先立ち、2007年の春から対象者限定のベータテストを行う予定だ。

 「Home」では、現在、世界中で400万人を超える登録ユーザーがいる3Dバーチャルワールド「セカンドライフ」とほぼ同じ機能を備えているようだ。米リンデン・ラボが開発・運営する「セカンドライフ」は「リンデン・ドル」という実際の通貨と交換可能な仮想通貨を利用できるため、仮想世界内でビジネスを展開して実際に利益を出しているユーザーもいる。SCEの「Home」では、仮想世界としてどこまでの可能性を追求するのか、また新型ゲーム機「Wii」で、「Mii」というアバターを作って楽しむサービスを展開している任天堂も、そのインターネット接続機能を活かしたコミュニティサービスに打って出るのだろうか。

プレスリリース:「次世代 3D オンライン・ユーザーコミュニティ「Home」  今秋「プレイステーション 3」に向けサービス開始」 (PDF)
参考記事:「ソニーPlayStation Home発表」(Engadget Japanese

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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2008/02/24 19:22 https://markezine.jp/article/detail/867

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