サイトコンセプトと提供している情報・機能は一致していますか?
ISO13407では、はじめに決定したこのコンセプトを元にWebサイトでの情報や機能が提供されています。ここで、『MarkeZine』を例に考えてみます。
『MarkeZine』コンセプト
ネットマーケティングを実践する人へ、マーケティングとコミュニケーションの基礎から最前線までを、豊富な解説記事やニュースで多角的に紹介する無料Webマガジン。
このコンセプトを元に、解説記事やニュースをマーケティングやコミュニケーション、ネットビジネス全般に興味を持ったユーザーに提供しているというお話を編集部の方から聞いています。
いろいろなユーザーがいると思いますが、主要なユーザー層はWebマガジンの記事やニュースなど「役立つ情報」を求めてサイトに訪れているのではないかと想像できます。
ただし、コンセプトは非常に概念的なものですので、ユーザーの視点で利用状況として落としこむことで、もう少し具体的にすることができます。例えば、ユーザーの利用状況の要素としては、下記のようなものがあります。
- 何をするためにサイトに行くのか
- どんなときにサイトを利用するのか
- どんな環境でサイトを閲覧するのか
- なぜそのサイトを利用するのか
- どんな風にサイト内を閲覧するのか
『MarkeZine』はWebサイトですが、「ネットマーケティングのWebマガジン」ですので、雑誌と考えてみると少しわかりやすくなるかもしれません。そこで、雑誌と考えた場合、以下のような利用状況の要素が挙げられます。
- どんな情報を読みたいと思ったのか
- どんなときに雑誌を購入するのか
- どんな環境で雑誌を閲覧するのか
- なぜこの雑誌を読むのか
- どのコンテンツから、どんな風に記事を読むのか