ユーザー視点がまだまだ足りない
【改善ポイント 2 ユーザー視点でのカテゴライズができていないため、関連する情報を一緒に閲覧しにくい】
ニュースサイトやWebマガジンの場合、掲載情報が非常に多く、情報のジャンルやテーマなども多岐に渡ります。例えば「ユーザビリティ」に興味を持っているユーザーの場合、ユーザビリティに関する記事を読んだ後に同じカテゴリから情報を入手したいと考えると思います。
しかし、現状では、グローバルナビゲーションの「記事」部分をマウスオーバーしたときに表示される項目には、「入門」のようなターゲット別の分類と「ネット広告」「SEO/SEM」などの記事内容での分類とが混在しています。
つまり、ユーザー視点でのカテゴライズができていないため、関心のあるカテゴリから情報を探すことが難しくなっていると考えられます。
下図のように記事内容でカテゴライズして、よく閲覧されているカテゴリをマウスオーバーで表示されるメニューに入れるようにすると、関心のあるカテゴリからの記事の選択が容易になると考えられます。

また、情報がきちんとカテゴライズされていればカテゴリ別のRSS配信も可能になります。RSSをテーマ別や著者別に取得することができれば、RSSリーダーの利用者は、関心のある情報を関連付けて入手することが可能になります。
さらに、記事の下の関連記事のリンク部分では、現状ではページの記事内容との関連があまり見られないコンテンツへのリンクも張られています。
ユーザーの閲覧行動として、ページの上から下へと記事を読んでいくため、記事下の関連情報エリアは他の記事との関連性をアピールするために非常に役立つエリアです。
このエリアから記事内容と同カテゴリの情報へ移動できないのは不便ではないでしょうか。移動先の記事内容をリンクタイトルからきちんと把握できるようにし、記事同士の関連性をユーザーが認識できるようにするとよいでしょう。
