検索キーワードがボールド(太字)で表示されることを利用する
検索結果画面では検索キーワードがボールドで表示されるため、目につきやすい。そのため、タイトル・説明文の中に検索キーワードを含めるようにする。
ただし、いくらボールドで表示されるからといって同じキーワードをたくさん記述しすぎると、ユーザーに「キーワード詰め込みスパムではないか」「検索エンジン対策を意識しすぎていて内容が薄いのではないか」と不信感を抱かせてしまう可能性もある。そこで、タイトル内での同一キーワードの使用は1~2回程度にする。
文字数は制限いっぱいまでフル活用する
検索結果に表示されるタイトルの中には、キーワードを1つ記述しただけのものも散見される。しかしながら、これではリンク先の内容がしっかり記述されておらず、ユーザーに「内容の薄いページかもしれない」という印象を与えてしまう。そこで、文字数を制限いっぱいまでフル活用し、リンク先の内容がある程度分かるように記述することが重要になる。
また単純に、文字数をフルに活用することでタイトル部分の面積を広げることにもつながる。その結果、タイトルがユーザーの視界に入りやすくなったり、リンク部分の面積も広がるためユーザーがクリックしやすくなったりする効果も期待できる。
【注】文字数の制限に関しては集客方法で競合に差をつける! SEOのタイトル・説明文で考慮すべき3つのポイントをお読みください
視線を集めやすい記号を活用する
感嘆符(!)や疑問符(?)などの感情を表す記号は、視線を集めやすい。ただし、これらの記号は、場合によってはブランドイメージと合わないこともある。
例えば、落ち着いた雰囲気の高級ブランドが、Webページのタイトルに感情的な「!」や「?」を使用した場合、落ち着いた雰囲気は壊れてしまう。このように、ブランドイメージと合わないことが明らかなときには、使用を避けることをお勧めする。逆に、多少コミカルなコンテンツが掲載されたページや、ユーザーの好奇心を十分に満たせるコンテンツを用意しているときには、「!」や「?」の使用をお勧めできる。
また、隅付き括弧(【 】)は、もともとボールドで表示されているように見える。そのため、この記号で囲まれたキーワードは目につきやすい。「楽天市場」や「ケンコーコム」などのオーソリティサイトは、この記号をうまく活用している。
有名ブランドに関連するWebページの場合は、タイトルの先頭にブランド名を記述する
ユーザーは既に自分が知っているブランド名に反応しやすい。そのため、有名なブランドと関連するWebページは、タイトルにブランド名を含める。またブランド名は、特に視認性の高いタイトルの先頭部分に記述すると、ユーザーがより反応しやすくなる。
今回は、SEOのタイトル・説明文で考慮すべき3つのポイントのうち、2つめの視覚要因について詳しく見てきた。次回後編では、3つめのポイントである心理要因について解説を加えていく。
