primeNumberは、2025年11月5日、「primeNumber DATA AWARD」の受賞企業を発表した。同アワードは、データによる価値創造を推進し、業界発展に貢献した企業を表彰するもの。対象はprimeNumberのサービス利用企業であり、以下の3社が選出された。
大阪ガス
データ領域の新しいトレンドやAI活用に早期に取り組み、データ活用の新たな可能性を共有し、業界の発展に貢献した企業を表彰する「DATA INNOVATION AWARD」は大阪ガスが受賞した。同社はデータ基盤の整備やデータ活用文化の推進、生成AIの早期導入による業務プロセス改善に注力。AIを用いたデータフロー管理や、機械学習を取り入れた運用性・再現性の高いデータパイプライン構築など、技術面で進んだ取り組みが評価された。加えて、同社が積極的に知見を広く発信し、業界全体の発展に貢献している点も受賞理由となった。
ベースフード
データ活用によって売上向上、コスト削減、業務効率化など、明確な事業成果を収めた企業を表彰する「DATA DRIVEN AWARD」にはベースフードが選ばれた。同社は経営企画やサプライチェーン、マーケティングなど多岐にわたる分野でデータ活用を進め、事業全体の意思決定精度を向上させた。特に需要予測分野では、一般的に10~25%が良好とされている需要予測誤差(MAPE)を10%未満に抑え、主要販路であるEC事業の運用効率を大きく向上させた。全社的にデータ活用文化を定着させている点も評価された。
ZAICO
新たにデータ分析やデータ活用に取り組み、データ基盤を構築し、早期に本番稼働を実現した企業を表彰する「DATA GROWTH AWARD」はZAICOが受賞した。同社はKPI設計や業務プロセスの整理から着手し、短期間で実用的なデータ基盤を構築。全社員がデータに基づいて意思決定する文化を根付かせたほか、カスタマーサクセス領域でもデータ基盤を活用し、オンボーディング直後の解約率を大幅に低減させた。同社の段階的アプローチと迅速なデータ活用体制の確立は、今後データ活用を本格化させる企業にとって参考になる事例と言える。
なお受賞企業による事例発表が、2025年11月26日開催の「primeNumber DATA SUMMIT」にて行われる予定だ。
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