【Data:3】システム仮想化している企業は3割超。うち約7割が拡張予定
プライベートクラウドを構築するための重要なテクノロジーのひとつであるシステムの仮想化について尋ねたところ、全体の34%が自社サービスシステムを仮想化していることがわかりました。その仮想化をしている企業のうち、「システム全体」を仮想化している企業は37%と多く、また、一部を仮想化している企業も、時期未定を含めると7割以上の企業が仮想化範囲の拡張を予定している結果となりました。

【Data:4】最も利用・検討されているクラウドサービスは「SaaS」
クラウドサービスについて、利用者には利用分野を、導入検討者には導入検討分野を尋ねたところ、利用・導入検討ともに「SaaS」が最も多く、次いで「PaaS」「IaaS」の順となりました。
「SaaS」は、行政での導入事例が世間に広まっており、このことが利用・検討の多い要因のひとつであると考えられます。
- SaaS(Software as a Service):インターネット経由のソフトウェアパッケージの提供。電子メール、グループウェア、CRMなど。セールスフォース・ドットコムのSalesforce CRMなど。
- PaaS(Platform as a Service):インターネット経由のアプリケーション実行用のプラットフォームの提供。仮想化されたアプリケーションサーバやデータベースなど。ユーザーが自分のアプリケーションを配置して運用できる。セールスフォース・ドットコムのForce.comプラットフォーム、GoogleのGoogle App Engineなど。
- IaaS(Infrastructure as a Service):インターネット経由のハードウェアやインフラの提供。仮想化サーバーや共有ディスクなど。ユーザーが自分でOSなどを含めてシステム導入・構築できる。Amazon.comのAmazon EC2、Amazon S3など。




