SEO対策におけるキーワード選定の課題
Webサイトに対してSEO施策を行う際に、キーワードをしっかり考えた上で決定する事は、非常に重要である。なぜなら、自分たちが普段何気なく使っているキーワードが、必ずしもターゲットとなるユーザーが用いるキーワードであるとは限らない。また、単純に検索数の多いビックキーワードを狙って、仮に検索結果で上位に表示できたとしても、ユーザーが求めていた情報ではないと判断されれば、サイトへの流入もコンバージョンへ至ることもなくなってしまうからだ。
そのため、検索結果に表示させるキーワード、つまり対策キーワードは、単純に検索数の多いものではなく、ターゲットユーザーにマッチした、コンバージョンに繋がりやすいキーワードを扱う必要がある。では、どのようにキーワードを選定すれば良いのだろうか。簡単な流れとしては、抽出 → 拡散 → 絞込となる。
まずは、対象となるサイトを上位に表示させたいキーワードを抽出し、次に言い換えや一緒に検索されやすいキーワード、表記ゆれを含め考えうるキーワードを列挙していく。最後に、多くのユーザーに使われているか、サイトの目的にマッチしているか、ターゲットユーザーに使われやすいかなどの視点から、対策キーワードを絞り込むと良い。
しかし、その選定方法にはいくつか問題がある。言い換えや表記ゆれなどを考慮してキーワードを拡散させるためには、人の頭だけでは限界がある。かといって、現在提供されているキーワード調査ツールも限りがある。
【現在提供されている主なキーワード調査ツール】
SEO対策の際に、一般に参考にされるのは検索数のデータが中心となっており、絞込みにおいても指標となるのはほぼ検索数のデータのみとなってしまっている。その結果、キーワードを選定する際に、検索数の大小が大きく影響されてしまい、最初にお伝えしたターゲットユーザーにマッチしたコンバージョンに繋がりやすいキーワードかどうかは、判断をつけにくいのが現状だ。