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村中明彦の営業いらず!売上直結の最強Web成約術

ロングテールはチャリティで使える理論である(後編) - 第5回


Googleアドワーズを活用して、巨額を集める

 さて、ここからGoogleについての与件をまとめてみる。

1 Googleは、世界の人々に広く見られている媒体である。
2 Googleは、アドワーズ広告を使うユーザーに対しては、既に決済手段を持っている(アドワーズ広告の支払いは、基本的にはクレジットカードでの毎月引き落とし)
3 ネットの特徴として即時性がある。緊急告知に強い。
4 Googleは、MyGoogleのログインなどを通じて、個人を見分けることができる

 この与件を利用すれば、以下のような仕組みができないか。仮に、災害が起きたとする、そのニュースは広く世間に知られるだろう。その時、Googleは以下のことを行ってみてはどうか?

 1):アドワーズ広告を使用しているユーザーが、何らかの形でGoogleにログインしたとき、POPUP画面を出す。あるいは、ログイン後に、画面をひとつ挟み込む。そこには以下のようなことが書いてある。

「Googleでは○○○で起きた災害の被災者を支援するための募金を募っています。以下の選択肢からお選びください。

- 今月、アドワーズ広告に使うお金の1%を寄付する。
- 100円を寄付する
- [**]円を寄付する (**は自由記入)
- 次回に寄付する

(□ 以後、このウインドウを表示しない。)

※ Googleでは、皆様から集まった募金額と同額を被災地に寄付いたします。

 これに反応して寄付する人は、確率論として何人かいるんではないかと。合計すれば、それなりの額にもなろう。お金なので、長岡市も鳥取市も受け取とりやすい。

 そして、Googleも、集まった合計金額と同額を寄付するというのでどうか。「ロングテールの力で、人々の善意を集める正義の味方」というポジショニングが取れるので、Googleビジネスにとっても、よいPR、イメージアップになるんではないか。

次のページ
ユニセフとのタイアップしてみてはどうかと

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この記事の著者

村中 明彦(ムラナカ アキヒコ)

日本唯一の「お客様の声、事例」の制作、コンサルティング会社カスタマワイズを経営。「商品の価値を本当に説明できるのは売った人ではなく買った人」を信条に、エンドユーザーにインタビューし、それを営業ツールにまとめるメソッドを確立。「事例をWeb掲載しただけで800万円成約を獲得」、「取引先の社長の前で事例を朗読しただけで3,00...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/04/05 13:51 https://markezine.jp/article/detail/969

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