アドビとの統合でマーケティングのワークフローを包括的に支援
─ アドビとの統合により、ここ数年の間でオムニチュアはどういう方向性で進んでいくのでしょうか?
今回の統合は、カスタマーエクスペリエンスを統一・一貫化・簡素化できる好機だと考えています。
オンラインマーケティングを行う上で、企業はデジタルアセットを作り、広告出稿を行いますが、それらをトラッキングし、分析していくことが今後ますます重要になっていきます。現在、Flashのトラッキングや、動画やアプリケーションなどのユーザーの利用状況を把握することは、難しい状況です。そのため、Adobe DreamweaverやAdobe Flashで制作したコンテンツを、トラッキングできるようにすることは重要だと考えています。既に取り組みは始めており、今後2~3年の間に公開される新バージョンで、自動的にFlashコンテンツのトラッキングが可能になるでしょう。
日本は、楽天などをはじめ数百以上のお客様にオムニチュア製品を利用していただいており、2番目に大きい市場だと考えています。日本のカスタマー企業の方々はモバイルに非常に注力していますが、そのモバイルが統合におけるもう1つの大きなテーマです。
先日、ドコモやソフトバンクのCEOにお会いした際に、皆さんアドビのことをよくご存知で、アドビの製品を活用してマーケティングをしていました。モバイルを活用した施策でエクスペリエンスを生み出し、そして収益を生み出すことは非常に重要です。今回の統合により、モバイル施策からさらなる収益を生みだす支援を我々はできるようになると考えています。
動画やFlash、モバイルといったチャネルを最適化し、お客様のマーケティングのワークフローを包括的に支援するソリューションを提供することが可能なのです。