中小企業では、SEOと検索連動型広告の社内運用が一般的
調査は自社のインターネットマーケティング担当者を対象に、2009年9月から2010年1月まで行われ、有効回答者は108名(うち、一般SEM利用企業61社、SEM会社17社、SEM非利用者30社)。
回答のあった企業の72.2%がSEMを非常に重要なマーケティング手段であると認識。SEOを100%社内で実施している企業は38.9%、一部を外注している企業も38.9%となった。また、検索連動型広告については、100%社内で運用している企業が41.4%、一部を外注している企業が24.1%となっており、SEOと検索連動型広告のいずれも社内運用が一般的となりつつある。
どうする?外部リンク対策
外部リンク対策では、回答のあった企業の26.7%が、何らかの有料リンクを購入。外部リンク対策をSEM会社に外注している企業のうち、25.9%は、作業内容の詳細や被リンク元について知らされていないことがわかった。
有料リンクの購入によって検索結果の順位の低下などのペナルティを受ける可能性があることについてたずねたところ、「検索エンジンから奨励されていないものは利用するつもりはない」とした企業が40.0%いる一方で、リスクを承知の上で、あえて有料リンク購入をする意向を示した企業は「積極的に利用したい」「リスクが深刻化するまでは利用したい」「必要があれば利用したい」を合わせると、56.7%に達している。
また、SEM会社のサービスのうち、今後利用してみたいものとして40.7%が「外部リンク対策」を、37.0%が「ソーシャルメディア最適化(SMO)サービス」に関心を持っていることが明らかになった。
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