「キャンペーン」「広告グループ」を軸にした新たな概念設計
予算管理や目標管理の精緻化、広告クリエイティブの最適化など、広告主の考え方や現場担当者の作業を大きく変える機能が搭載されたのだが、それらの基礎となるのが「キャンペーン」の概念だ。出稿にあたっては、まず「キャンペーン」を登録し、次にその下のレベルである「広告グループ」を設定する手順になる。また後述するように、地域ターゲティングやスケジュール管理などの新機能もキャンペーンごとに設定する。
また、今までは購入するキーワードと広告文(タイトル、説明文、URL)をひとかたまりとして考えていたのが、新システムでは、ひとつの広告グループの中に複数のキーワードと広告文を登録することが可能となる。このように説明されると煩雑に聞こえるかもしれないが、複数の要素からなる広告グループを上手く操縦することで、一つの広告文を複数のキーワードで使いまわせたり、広告文の自動テストを行えたりなど、メリットは大きい。

さて、新スポンサードサーチの機能は多岐に渡るが、以下、注目すべき主な機能をその操作対象(キャンペーン、広告グループ)によって分類しながら、解説を進めよう。