地域ターゲティングと予算管理
まず、「キャンペーン」を操作対象とする新機能では、次の二つが注目だ。
地域ごとのキャンペーン設定 | キャンペーンの対象地域を、全国だけでなく関東、九州などの「地域」や「都道府県」の属性で絞り込める。商圏を絞って行うビジネスにはもちろんのこと、全国展開の前に行うテストマーケティングにも便利な機能だ |
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予算管理の精緻化 | キャンペーン単位での予算管理が可能になる。それぞれのキャンペーンには予め期間も設定できるので、マーケティング活動のスケジューリングも簡単に行える |
地域ごとのキャンペーン設定は「地域ターゲティング」と呼ばれる機能だ。
具体的な絞り込みは、検索キーワードに地域名が含まれるかどうかと、ユーザーのアクセス地域によって行われる。例えば「キーワード=ホテル、ターゲット地域=神奈川県」の場合、神奈川県からアクセスする人が「ホテル」と入力した場合だけでなく、北海道からアクセスする人が「ホテル 神奈川」と入力した場合にも、広告が表示される。

また、予算とスケジュールがひとつの画面で簡単に設定できるのも便利だ。下図の例では、キャンペーン1日あたりの予算を入力すると右の棒グラフが上下に動き、クリック数をシミュレートしてくれる。

キャンペーン全体の予算をしっかり設定しておけばキーワード毎の入札価格に過敏にならずに済むので、担当者の負担は軽くなるだろう。