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サイト高速化でコンバージョンは上がる!
高速化したサイトの実証実験結果公開!

サイト高速化施策前後による変化

 ビズリーチは2010年2月1日にサイト高速化施策を盛り込み、全面リニューアルを行った。このリニューアル前後において、マーケティング数値の比較を行った結果、2月19日現在で以下のような数値の変化が確認できた。

 計測した時点ではGradeが「A」、Scoreが「95」となっているが、これを他のサイトと比較した場合、このようになる。

 
サイト名 URL Grade Score
Google(Top) http://www.google.co.jp/ A 97
ビズリーチ(Top) http://www.bizreach.jp/ A 95
米Yahoo(Top) http://www.yahoo.com/ A 92
Yahoo! Japan(Top) http://www.yahoo.co.jp/ B 80
Amazon(Top) http://www.amazon.co.jp/ C 77

 取り上げたサイトは全てサイト高速化に力を注いでいるサイトだが、多くの日本のサイトはまだ施策を行っておらす、有名サイトにおいてもGradeが「C」以上となるサイトは稀である。

 ではビズリーチはサイト高速化施策を行うことで、どの程度の効果があったのか?現時点で確認できた数字を元にいくつかの数値を公開する。

サイト高速化施策前後比較

 サイト高速化施策を全く行っていない状態の1ヶ月間とサイト高速化施策を行った後、3週間を平均化して得た、それぞれの軸での比較数値は以下のようになった(2010年2月19日現在)

  • PV数 20%増加
  • 直帰率 3%改善
  • 滞在時間 10%改善

 PV数の増加には新規セッション率も増加しており、これはサイト高速化施策とは別のSEO/SEM等の効果も考えられるが、新規セッション率の増加にも関わらず、直帰率が改善されている点が非常に注目される部分である。また、CV数も高速化施策前と比較して上昇していることから、サイト高速化施策がWEBマーケティングに有効な手段の一つであると考えられる。

次回

 次回はサイト高速化における今後のSEOへの影響と、具体的なサイト高速化施策について紹介する。

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この記事の著者

竹内 真(タケウチ シン)

WEBメディア特化型制作/開発会社、株式会社レイハウオリの代表取締役。
「High Performance HTML」など、技術がビジネスに直結するような自社ソリューションを開発する傍ら、自らもエンジニアとしてOSS「mobylet(Seasar ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/06/30 12:00 https://markezine.jp/article/detail/10086

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