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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

今日からはじめるアフィリエイトマーケティング実践講座

第3回 最適なコミッション金額の決め方(2)

本人成果をどうする? ポイント還元を認めるか?

 ポイント還元の詳細については後述する予定ですが、簡単に説明すると、「アフィリエイトサイトがコミッションの一部をエンドユーザにポイントで還元する」というものです。この仕組みによって、アフィリエイトサイトはエンドユーザをしっかりと囲い込み、ショッピングをする際や資料請求などを行いたい時に必ず立ち寄ってもらおうと試みるわけです。

コミッションの一部をポイントで還元

 自らのアフィリエイト収入を削ってエンドユーザに分配するので、アフィリエイトサイトが得る毎回の金額は減ってしまいますが、それによってエンドユーザが毎回自分のサイトを経由してから提携ECサイトにジャンプしてくれれば、成果件数を飛躍的に増やすことができ、結果的にアフィリエイトの収入も増大します。

 ECサイトから見ると、アフィリエイトサイトに支払うコミッションに違いはないので「別に問題はない」という見解もあるでしょうが、見方によっては、実質的な割引となってしまうということも考えなくてはいけません。

 「新規顧客の獲得」をアフィリエイト・プログラムの目的としていた企業にとっては、リピート購入の売上についても継続的にコミッションを支払うことになるこのシステムは好ましくありません。そのため、ポイント還元を行うサイトとの提携を行わなかったりするケースも多々あります。また、「ポイント還元は不可」としているECサイトもあります。それは、本人成果についても同じで、こちらも実質的な割引となってしまうことから認められないとするECサイトもあります。

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ポイント還元への対策

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この記事の著者

和田 亜希子(ワダ アキコ)

1994年早稲田大学政治経済学部卒。住友銀行、ライコスジャパン(検索エンジン)、カレン(メールマーケ支援)を経て2001年独立。アフィリエイトASP「LinkShare」からの受託で、個人アフィリエイト支援業務やアフィリエイトコンテストの開催に携わり、またECサイトのアフィリエイト導入やアフィリエイト・リレーションシップ・マネジメント(ARM)にも従事している。1999年に立ち上げた日本で最初のアフィリエイト専門情報サイト「アフィリエイトINDEX」をはじめ、「東京ホットスポット情報館」「東京...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/08/24 00:00 https://markezine.jp/article/detail/101

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