Omniture新版機能の目玉
基調講演では、オムニチュアツール群の新版「Omniture Online Marketing Suite 2.0」が発表された。新版での目玉の1つが、前述のFacebookとの連携だ(日本での提供は未定)。
まず、他ソリューションとのデータ統合ツール「Genesis」からFacebookとの連結が可能になり、Facebook上のデータをアクセス解析ツール「SiteCatalyst」で閲覧できるようになる。Facebookが持つデモグラフィックデータ(国・都市・年代・性別・結婚の有無・職種など)を把握できる。また、検索連動型広告の自動入札管理ツール「SearchCenter」上から直接、Facebook用広告の作成・配信が可能になる


ディスプレイ広告の多変量テストが可能に
また、ディスプレイ広告への出稿機能も強化されている。
今までのオムニチュア製品では、ディスプレイ広告の効果を計るためには、SiteCatalystでコンバージョン数・コンバージョンレートや売上などを見て効果を測定していた。この場合、各広告が費用対効果などは分かるが、分かるのはあくまでも結果。そこで、結果を元に次のアクションに活かしていくために、広告掲載先の画像やテキストなどのクリエイティブを変更できる機能がTest&Target内に用意される。
この機能を活用することで、アドネットワーク上のディスプレイ広告の内容をSiteCatalystで取得した変数(カートに入れたけど購入に至らなかった人、性別・年代・新規/リピート・特定ページの閲覧・地域など)によって変化させることができる。つまり、今までの行動を元に、ダイナミックにディスプレイ広告を変更できるということだ。もちろん、Flashにも対応している。


