SEMの主要目的は「ブランドの認知度向上」からROI/KPIよりに変化
昨年までは、SEOや検索連動型広告の1番の目的は「ブランドの認知度向上」という結果が出ていました。しかし、今回の調査結果によると、「潜在顧客の誘導」「サイトへのアクセス増加」「商品やサービスの販売」といった、ROIやKPIにつながる項目が主な目的となっているようです。一方、「ブランドの認知度向上」には、ソーシャルメディア・マーケティングが利用されるようになっています。
- 潜在顧客の誘導:34%
- ウエブサイトへのアクセス増加:32%
- 商品やサービスの販売:39%
- 潜在顧客の誘導:37%
- ブランドの認知度向上:51%
- ウエブサイトへのアクセス増加:17%
利用されている効果指標
こうした変化を受けて、各マーケティング効果の測定には、次のデータがそれぞれ使われています。
- サイトのアクセス:49%
- コンバージョン率:42%
- コンバージョン率:58%
- 販売数と顧客誘導数:38%
- ブランドの認知度:62%
- 顧客のエンゲージメント:59%
さらに、さまざまな管理用ツールや解析ツールなどが出ている現在であっても、SEO/検索連動型広告/ソーシャルメディア・マーケティングを通して、「確実なROIの測定が1番の悩み」だという結果が出ています。
ソーシャルメディアが検索マーケティングに大きく影響
北米の回答者数が最も多かった今回の調査では、マーケティングに利用しているソーシャルメディアとして、FacebookとTwitterが最も多いという結果が出ました。

また、ソーシャルメディアと検索マーケティングの関係については、33%の企業と48%の代理店が、「ソーシャルメディアを検索マーケティングの一部として捉えている」と回答し、過半数が「ソーシャルメディアは検索マーケティングに影響をもたらしている」と回答しています。
企業のイン・ハウスチームも代理店も、ソーシャルメディア・マーケティングと検索マーケティングを統合して運営する体制が今後必要となってくるでしょう。
