アルゴリズム更新に勝つための「2つの習慣」
Yahoo!のアルゴリズム更新はいつ起こるかわからない。いざ更新があり、検索順位が落ちて右往左往していてはただ時間が過ぎていくだけだ。普段からアルゴリズム更新に対処できるよう以下の「2つの習慣」を身に付け、迅速かつ的確な対策ができるよう心がけたいものである。
第1の習慣 「アルゴリズム更新と順位変動チェック」
自分のサイトの検索順位が大きく変動した際、自分のサイトだけが変動しただけなのか、アルゴリズム更新が影響しているのかを把握する必要がある。この点を把握しなければ対策の立て方も変わってくるからだ。
Yahoo!の場合はスタッフブログでアルゴリズム更新のアナウンスがあるが、このアナウンスを日常的にチェックできれば順位変動がアルゴリズム更新によるものなのかが分かる。そこで、第1の習慣は「アルゴリズム更新と自社サイトの検索順位のチェックを日常的に行うこと」である。下にこのチェックを効率的に行うことができる便利なツールがあるので紹介しよう。
ディーボで提供している、アルゴリズム更新情報に対応した無料の検索順位チェックツール「SEO TALK」がそれだ。検索順位を毎日自動で記録し、アルゴリズム変動があれば順位グラフ上に「Y!」マークが表示される。また、SEO TALKは無料で利用できる登録制のツールだが、登録すればアルゴリズム更新が行われた際に、メールでも通知してくれる「SEOアラートメール」もあるので、アルゴリズム更新を即座に知ることができる。
アルゴリズム更新時の「Y!」マーク表示、SEO施策メモ機能付き順位記録ツール「SEO TALK」の詳細はサイトでご覧ください。
第2の習慣 「Yahoo!アルゴリズム更新の予知」
アルゴリズム更新について特に意識も無くただ漫然とSEO対策をしている場合と、「このぐらいの時期にアルゴリズム更新があるかもしれない」と意識している場合とでは、いざアルゴリズム更新があった際のSEO施策立案・決定・実施に差が出てくるのは明白だ。
そこで、第2の習慣は「Yahoo!アルゴリズム更新の予知」だ。ほんの少し意識があるだけで、アルゴリズム更新が実施されても右往左往することは無いだろう。
この予知に関しては、ディーボのトップページに「検索アルゴリズム予報」というコンテンツがあり、前回のYahoo!アルゴリズム更新日、過去3回の平均間隔日数、次回アルゴリズム更新予想日が公開されているので、適宜チェックしておきたい。
これらの2つの習慣で、「アルゴリズム更新の実施状況、および、自社サイトの順位変動との関連性」を把握することができ、「的確な対策に臨む姿勢」が醸成されるだろう。次は、実際にアルゴリズム更新があった後にどのような対策を講じるべきかを紹介する。
アルゴリズム更新に勝つための「4つのペナルティ対策」
アルゴリズム更新後、自社サイトの順位が上昇していれば問題ないが、順位が下落した場合、それも「1ページ目にあった自社サイトが100位以下になっていた」、「検索結果から消えていた」、となれば何らかの手を打たなければならない。
更新直後は順位が安定しないことが多く、少なくとも更新後3日から1週間くらいは様子を見ることをおすすめする。何もせずに下落した順位が戻るケースもあるためだ。また、更新後に順位が下落し、数日後に更に下落することもある。
このような状況の中、慌てて何か対策を実施することは順位変動の原因を特定しづらくなるうえに、無駄な時間を使ってしまうことになりかねない。地震に例えるならば、大地震後に余震が続く中で「家を新築で建てよう」、「倒壊した家を修理しよう」というのと同様にナンセンスな話だ。
Yahoo!アルゴリズム更新後、1週間ほど経過しても順位が下落しそのまま安定してしまった場合、アルゴリズム更新の負の影響を受けた可能性が高い。順位が100位以上落ちていたり、検索結果に表示されない場合は、いわゆる「ペナルティ」を受けた状態である。本記事では、このペナルティ状態になった場合の対策にフォーカスして「4つの対策」を次のページから紹介する。