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MarkeZine Day 2026 Spring

刺さらなければ広告じゃない! WebマーケッターのためのDirect Marketing講座

デジタル×アナログが生み出すマーケティングの新アプローチとは?

連動広告の可能性

 では、実際のところ、どうなのでしょう? デジタルとアナログはDRMでは連動できないのでしょうか? もちろんそんなことはありません。

 例えば、最近のTVやポスターの広告で「続きはネットで」「検索サイトで『●●●』をクリック」というような表記を見かけませんか? このようなWebサイト連動型のメッセージがひとつの回答になっているのです。つまり、既存のアナログ媒体での情報提供だけでConsumerの中からProspect層を集めるよりも、そこにワンステップ付け足し、Webのようなデジタル媒体で詳細情報を与えてより確実にリストを収集する方法です。

 最新の広告効果調査でも、この手法が効果的であることは証明されています。TV・新聞・雑誌・ラジオなどの広告媒体をきっかけにした「企業・商品・サービス」のネット検索経験では全体の83%が「検索経験がある」と答えていますし、そのうち半数以上(43%)が「何度も検索経験がある」と回答しているそうです(WebAd Times「インターネット広告に対するユーザ行動調査」参照)。

 接点機会は多いものの説明不足になりがちなアナログと、接点機会は少ないが詳細な情報とエンタテインメントを与えられconversion(態度変容)に結びつけやすいデジタル…それぞれの長所を組み合わせることにより、遷移を経る度に萎えていくユーザーのモチベーションを再びアップさせることも可能になります。店舗での人的な説明なしに複雑な商品(サービス)を提供したい場合には、このようなフローは大いに有効でしょう。

Webサイト連動型広告(2step型)のフローとユーザー心理の推移

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DRMの二つのステップ

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この記事の著者

杉山 実(スギヤマ ミノル)

株式会社 電通ワンダーマン インタラクティブマーケティング部 シニアプロデューサー。Reader‘s Digestを皮切りに外資系代理店、大手出版社で広告制作とダイレクトマーケティング、企画・編集を担当。コンテンツビジネスのJVなどを多数手掛け、マーケティングとデジタル・ソリューションの間を行き来する。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2007/04/26 09:00 https://markezine.jp/article/detail/1075

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