消費者のライフスタイルやメディア接触行動の多様化が進む中、性・年齢、職業などの情報だけでターゲット像を把握することが困難になってきている。電通は、デフレ時代に消費行動を喚起し、消費者と良好なパートナー関係を構築する視点として、消費者を「心理欲求」の視点から分類するマーケティング調査手法「欲求クラスター」を開発した。
「欲求クラスター」では、59個の欲求項目をもとに因子分析を行い、6つのクラスター(豊かな社会生活派、いまを生きる派、静かに過ごす派、堅実な日常派、自分の世界を満たす派、全てをつかみたい派)に類型化。性・年齢別に見たそれぞれのクラスターの構成は下図のようになる。
電通は、オリジナルの消費者データベースをもとに、これらの「欲求クラスター」と、属性や価値観・商品の購買行動・メディア接触等の特長に関する調査結果を掛け合わせた、データ提供サービスを行う。
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