株式会社日本ブランド戦略研究所は5月22日、一般消費者を対象に行ったビール類のキャンペーンに関するアンケート調査を発表した。その結果、2006年度に行われたキャンペーンの中で最も認知度が高かったのはキリン「選ぼう ニッポンのうまい! 2006」で46%の人が認知していたことがわかった。次に認知度が高かったのはキリン「サッカー日本代表応援キャンペーン『勝ちT』『勝ち樽』プレゼント」(33%)で、さらにアサヒ「世界初 あけてそそぐ! おしゃべり冷蔵庫『本生ロボッ庫』が当たる!」(23%)と続いた。
またアンケートで「応募したくなる景品」を尋ねたところ、「商品そのものや新製品、限定品」(46%)が最も多かった。次いで食料品(43%)が多く、ユニークなアイデア商品(24%)、オリジナルなグッズ(生活雑貨)(21%)と続いた。「参加しやすい応募方法」としては「クイズに答えて応募するタイプ(Webサイトからの応募)」で61%とトップ。同じクイズに答えるタイプでも、「はがき応募」は20%となっており、インターネットが重要な販促ツールとなっていることがわかる。
キャンペーンに対する反応は、「景品がなかなか当たらなくて悔しい」(59%)、「ポイントやシールを集めるのが面倒」(34%)、「ポイントやシールを集めても応募するのを忘れる」(31%)のほか、「景品のために特定の商品を買ってしまう」(22%)など、さまざまだった。キャンペーンを知ることによって、「企業イメージに変化がない」(28%)という人もいるものの、「親近感を感じるようになった」(26%)、「サービスのいい企業」(23%)、「ユーモアのある企業」(18%)など、キャンペーンを行うことで、消費者に対して好意的な企業イメージを与えられるようだ。
調査についての詳細情報:「ビール類のキャンペーンに関する消費者心理分析」