リアルコム株式会社は、6月11日にSocialFeed™のベータ版サービスを開始を発表した。SocialFeedは、RSS/Atomフィードを使った、パーソナライズド・ニュースサービス。インターネット上にある一般のRSSリーダーに比較した場合、ユーザーの趣向の類似度やRSSを読んだ履歴やフィードバックから、読むべき「推薦記事」を表示するレコメンデーション機能があるのが特徴だ。ユーザーは、ソースを登録したり、興味のある記事を読んだり、友人と共有したりしているだけで、趣向の似た人たちが興味を持っているニュースを「推薦記事」として受け取ることができる。
このSocialFeedは、リアルコムがエンタープライズ事業で追求してきた、「人中心」の情報共有のあり方をWeb2.0サービスに応用したサービス。2007年5月15日に発表したREALCOM Software Innovation Laboratoryのプロジェクト第1弾だ。
今回のベータ版公開では、アクティブユーザーを2000人程度に限定し主に日本およびアメリカのユーザーに対してサービスを展開する。今後はサービス向上、ユーザー数の拡大を継続して行い、本年12月末時点で登録ユーザーを20万人程度に拡大する予定だ。また、将来的にはAPIを開放、ソーシャル推薦エンジンとして提供することを計画している。
SocialFeedについて開発者である石川雄樹氏は、発表資料にて以下のように意気込みを語っている。
「今回公開するSocialFeedは、まだまだ文字通り『ガレージ』で作られた最初のバージョンです。しかし、『人中心のメタデータ』を使った情報推薦のエンジンとして、『世界を目指す日本発のソフトウェア技術』のひとつとして、大きな野望と夢を持って始めたものです。少しでも多くの人に使っていただいて、完成度をあげながら、大きな目標に向かって進んでいきたく思っています」
SocialFeedを利用するには、Webサイトにて、サインアップするか、ベータユーザーによる招待が必要だ。
ニュースリリース:リアルコム、RSS/Atom フィードを使ったニュースサービス『SocialFeed』ベータ版サービスをグローバルで同時開始 ~ソーシャルRSSリーダーが、読むべき記事を推薦してくれる~