2種類のモバイルデバイス最適化
スマートフォンに対応するには、「モバイルウェブ」と「モバイルアプリ」という、2つの選択肢が考えられる。
モバイルアプリは、iPhone向け、Android向け、その他OS向け、と個別のアプリ開発が必要。ユーザーにもiTunesやAndroidマーケットから、アプリをダウンロードしてもらわないといけないため、いろいろな意味でハードルは高い。
しかしその分、ロイヤリティの向上やファンコミュニティの形成が期待でき、長期的な顧客との信頼関係を気付くには有効だ。一方、モバイルウェブとは、PCと同様に、スマートフォン端末からブラウザを使って、Webサイトを表示させる方法だ。PCサイトで配信している動画を流用することもでき、手軽にアクセスできるため、タッチポイントを逃がさない、という特徴がある。
それぞれの特性を理解した上で、より自社のマーケティング戦略とマッチした方を選ぶと良いだろう。
“スマートプレーヤ for Flash & HTML5”と“モバイルアプリ SDK”
ブライトコーブ社では、モバイルウェブとモバイルアプリの両方に向けて、サービスを用意している。
まず、モバイルウェブ向けのサービスが、この“スマートプレーヤ for Flash & HTML5”だ。これを使えば、アップロードしてある動画が自動的にデバイスに合わせて最適化されるため、特別なことは何もする必要がない、という優れモノだ。
そして、モバイルアプリ向けには、開発者向けに“モバイルアプリ SDK”を提供。アプリケーションそのものをオープンソースで利用することもできるので、これを雛型として、アプリケーションを構築することが可能となっている。開発時間&コストを削減することができるので、手軽にアプリを配信したい際に、最適だ。
「PCだけでなくスマートフォンやタブレット端末を活用したマーケティングを行う中で、見込み客の開拓や、既存客との長期的な関係構築に『動画』を役立ててもらえたら」と語り、須賀氏は本講演を締めくくった。