SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

アクセス解析+α

ExcelでGoogleAnalyticsのデータを自動取得しレポート作成を短縮
「Excellent Analytics」を使って必ず取得するべき3つのレポート


作成する3つのレポートとその目的

 私がサイトを分析する上で定期的に見るレポートをExcellent Analytics上で再現したいと思います。それぞれの作成方法と利用目的を紹介いたします。

 全てのレポートは月次で取得する想定で作成しています。もう少し頻度を上げたい場合は「Time Span」を任意の物に変えてください。

1:ページ分析レポート

目的

 アクセス数が多いページの特徴を理解しておく。その中で平均値より明らかに悪い数値を見つけ、改善策を考える。また急激にアクセス数が上がった記事の把握が出来る。

取得項目と設定

  • Time Span:Last Month
  • Max Result:50
  • Sort by:Page Views
  • Sort order:Descending

 Dimension内のContent>Page title、Metrics内のVisitor>bounces、Visitor>entrances、Visitor>new visits、Visitor>pageviews、Visitor>visits、Goals>goal completion all、Goals>goal values all

取得した後の加工

 別タブで以下の表を作成します。

  • ページ名:page titleをコピー
  • 直帰率:bounces÷entrances
  • 新規率:newvisits÷visits
  • コンバージョン貢献率:goal completion÷visits
  • 売上÷貢献:goal value all÷goal completion
  • PV数:page viewsをコピー

 目標や金額設定を行なっていない場合、コンバージョン貢献率、売上÷貢献の数字はゼロになります。

アウトプット結果

 Excellent Analyticsで取得したデータ

加工したデータ

  • ページ名は番号に置き換えています。
  • CVR貢献は、ページ内に複数の目標を設定していると100%を超えることはよくあります。単一のコンバージョン貢献を見たい場合は、Goals>Goal1 completionsなどを選びましょう。
  • 上記の例では、売上の数値は取得していないので0となっています。

見るポイント

  1. 実際のアクセス数はどのページで多いのか。
  2. 新規率が高い・低いページをソートして確認。実際にページを見て、その内容が新規・リピート向けになっているかを確認する。
  3. 直帰率が高いページをみつける。高いものは改善候補のページとする。
  4. 候補のページの「CVR貢献」と「売上/貢献」の数値を確認してみる。直帰率が高くて、この値が高いページは、直帰率が改善すれば成果の増加につながるので、優先的に対処する。

次のページ
2:集客分析レポート

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
アクセス解析+α連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 16:13 https://markezine.jp/article/detail/13799

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング