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アクセス解析+α

ExcelでGoogleAnalyticsのデータを自動取得しレポート作成を短縮
「Excellent Analytics」を使って必ず取得するべき3つのレポート


3:日別モニタリングレポート

目的

 日別の基本的な指標を確認しておき、問題が発生していないかを定期的にチェックする。また、トレンドがどのように変化しているかを確認する。

取得項目と設定

  • Time Span :Last Month
  • Max Result:31
  • Sort by:Date
  • Sort order:Ascending

 Dimension内のVisitor>Date、Metrics内のVisits>Bounces、Visits>Entrnces、Visits>New Visits、Visits>Visits、Goals>goal completion all、Goals>goal values all

取得後の加工

 別タブで以下の表を作成します。

  • 日にち:dateをコピー
  • 直帰率:bounces÷entrances
  • 新規率:newvisits÷visits
  • コンバージョン数:goal completion
  • コンバージョン率:goal completion÷visits
  • 売上÷貢献:goal value all÷goal completion
  • 訪問回数:visitsをコピー

 目標や金額設定を行なっていない場合、コンバージョン率、売上÷貢献の数字はゼロになります。

アウトプット結果

 Excellent Analyticsで取得したデータ

加工したデータ

見るポイント

 基本的にはモニタリング用途です。ある数値が大きく跳ねた場合(直帰率が大幅に増えた、コンバージョン率が前日の1.5倍になった、訪問回数が半分になった、など)の場合に、Google Analyticsを使ってその日のデータを更に詳しく調べてみる。

分析用Excellent Analyticsテンプレートダウンロード

 上記3つのレポートを読者の皆様でも簡単に作成出来る、Excelのテンプレートを公開します。以下のファイルをダウンロードしてください。

 Excellent AnalyticsTemplate.xlsx

利用条件
  1. 自由にご利用ください。
  2. ただ、ウェブ上での再配布や販売は行わないでください。
  3. 加工はぜひ行って下さい。(自分のサイトにあわせた設定や項目にしましょう)

利用方法

  1. Excellent Anaylticsをインストールして、ログインする。
  2. Excellent Analyticsのタブを選択する。
  3. 各表の1行目にある「d.hatena.ne.jp」の部分をクリックする。そうすると、「Update Query」が選べるようになるので、こちらをクリックする。
  4. 別ウィンドウが開いたら「Profile」でレポートを作成したいプロファイルを選択する。
  5. 表のデータがアップデートされます。
  6. Excellent Analyticsで作成したデータは「DataCreation」タブに、加工したデータは「OutputData」タブに格納されます。

まとめ

 Excellent Analyticsを利用する事により、毎回CSVでデータをGoogle Analyticsからダウンロードして加工する手間が省けます。Google Analyticsに出てくる表形式のレポートはほぼ全て再現する事が可能です。

 個人的なオススメは、データ取得用のExcelファイルとは、別のファイルでモニタリングを管理する事です。そうする事で毎月の記録を残せますし、仮にどちらかのファイルを壊したり、削除したりしてもある程度のリカバーが出来ます。

 英語のため指標の部分は慣れが必要ですが、使い始めると手放せなくなるかと思います。ぜひ、レポート作成の時間削減のためにもチャレンジしてみてください。

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 16:13 https://markezine.jp/article/detail/13799

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