マックカードキャンペーン事例
今年5月に実施した、マックカードの大型割引キャンペーンのケースをご紹介します。
まずは話題性のある「マックカード80%OFF」のディールを予告・開始。Twitterアカウントでは、こうした情報に関心が高そうなユーザーにも案内し、ページ閲覧・クチコミ拡散を促します。商品ページを見たユーザーが、Facebookの「いいね!(Like)」ボタンをクリックすることで、Facebookにもディールの情報が流れていきます。
ニュースサイトでも紹介、転載波及され、記事を見たユーザーがソーシャルメディア上で紹介します。このように短時間のうちにソーシャルメディア上でディールの情報が広がっていきます。
多くのユーザーによる閲覧・購入、情報の大量拡散を図りながら、同時に新規会員登録を促す大型キャンペーンを展開。マックカード1年分(365枚)が当たるというネタと共に、購入者(既存会員)にもソーシャルメディアでの情報拡散を促し、キャンペーンのバズを起こさせます。
また、購入後のバイラル効果を広げる新機能として、チケットシェア機能を開発。ディール情報のシェアから、新しい購入を促します。この新機能について、詳しくご紹介します。
ソーシャルの特性を生かした、新しい「チケットシェア機能」
ポンパレでは、新しいソーシャル施策として、「チケットシェア機能」を開始しました。この機能は、ポンパレ上の閲覧者・購入者がお薦めするディールを、自身のTwitterでのツイートや、Facebookへの投稿などを経由して、ソーシャルグラフ上にシェアすることで、自分の友人・知人に、「今ポンパレで、こんな割引チケットが売っているよ!」という情報を手軽にお知らせできるようになるものです。
紹介者からの情報を経由して、その割引チケットが購入されれば、結果として紹介者がインセンティブを取得する仕組みです。
この機能の優れている点は、紹介者自身のソーシャルグラフ上への情報投稿となることから、紹介者が本当に広めたい情報をコメント付きで、友人・知人など、ソーシャルメディア上の身近な存在に広めてもらえるという点です。
紹介者は、自分が発見・購入した割引チケットの情報を周囲に共有する楽しみに加えて、新規購入に繋がればインセンティブ(ポンパレスタンプ付与 = 3つ貯まるとポンパレギフト券と交換)がもらえます。
友人・知人からすれば、ソーシャルメディア上でいつも眺めている自分のタイムラインや新着情報の中に、自身に合ったお得な情報を発見し、そこから紹介者とのコミュニケーションや、新たな購入に繋がっていきます。
親しいユーザー同士の自然なコミュニケーションを促進させるという特長において、一般的なアフィリエイト広告など「知らない他人が対象」のキャンペーンとは全く異なる性質を持つ、ソーシャルの特性を生かした「シェア型」の商材紹介機能となります。
また、チケットシェア機能では、海外サイトでの類似事例も研究しながら、日本人のコミュニケーション趣向に合うよう工夫を凝らしており、紹介する側・される側ともに、自然な形での情報発信や受信を促し、アクションを起こしやすいような作りに仕上げています。
変わらないユーザー視点の取り組み
お伝えしてきたように、ポンパレではソーシャルメディアの活用について、常にユーザー視点を大切にしながら模索し、独自の工夫やアレンジを加えて取り入れています。
今回ご紹介した取り組みを3つにまとめると、次の通りになります。
- Twitterなどでの「ユーザーの関心・興味を考えた丁寧なコミュニケーションの開発・継続」
- マックカードの例でご紹介した「大きなキャンペーンや話題性のあるディールを利用して、バズを最大限に広めること」
- チケットシェア機能の導入により加速する「閲覧・購入後にバイラル効果を効かせるシェア型の施策」
友人・知人とのコミュニケーションの場であるソーシャルメディアの空間で、どのように自然な働きかけや、情報共有を促進していけるか。今後もポンパレではユーザー視点を大切にしながらソーシャルの活用に取り組み、ユーザーの求める情報を届けながら特にアクションを起こさせるコミュニケーションの工夫に注力していきます。
第4回では、再びポンパレ編集長の前澤から、「ポンパレの1年から振り返る新しいフラッシュマーケティング像」についてご説明します。次回も楽しみにお待ち下さい。