サイト運営・管理~オンラインマーケティングの実践まですべてを網羅
サイトコア株式会社はもともとCMSのベンダーであるがオンラインマーケティング分野のサービスも早くから提供。サイト運営・管理~オンラインマーケティングの実践まで、Webビジネスを推進する上で必要な要素が揃ったSitecore ソリューションは海外を中心に多くの顧客から支持されている。
Sitecoreが提供するソリューションの1つがSitecore CMSだ。Sitecore CMSのバックエンドは柔軟性の高いシステムになっておりコンテンツ管理だけではなく、在庫データベースとの連動なども想定された作りとなっている。
一方、お客様の動向をトラッキングするシステムとして、CMSとともに提供されているのがオンラインマーケティングシステムだ。ユーザーが登録や資料請求をした時にはCRMにデータを格納できる。資料のダウンロードをした後にニュースレターを購読、といった行動をユーザーが行った際にも、その動向をしっかりと把握することができる。
「思い起こすと2年前にiPhoneが突然売れました。また、昨年はアンドロイドが爆発的に売れました。これは3年前では分からないトレンドです。これら新しいデバイスで利用されるテクノロジーはHTML5に変わっていきます。このようにめまぐるしくトレンドが変化する状況においては、まずコンテンツをしっかりと管理していくことが重要なポイントです」と原水氏は強調した。
では、Sitecore ソリューションで解決できる課題とはどのような課題だろうか。
まず、挙げられるのが近年ニーズが高まりつつあるマルチデバイスへの対応。デバイスによって画像が自動的にリサイズされ、デバイスごとにコンテンツを出し分けることも可能だ。またアクセス解析機能はもちろんのこと、SEO強化機能もあるのでキーワードやメタタグを管理画面から簡単に設定することもできる。その他、最近のトレンドであるソーシャルメディアとの連携や、顧客DBと連動させたマーケティング施策を実践する、などもできる。その他にも次のような機能が搭載されている。
ユーザーのGEO IPやGPS情報を使った所在地判別や、検索キーワード、リファラー情報などに加え、履歴データに基づいて想定されるユーザーの属性・特性に合わせたコンテンツを配信することで、簡単におもてなしを提供できる。
専門的な知識は必要はなく、テキストや画像などを複数登録してチェックボックスや項目を選択するだけで、A/Bテストを簡単に設定できる。
ページの中でどこがクリックされているのか、視覚的に判断することができる。
履歴データやプロファイルに基づいて、表示させる内容(テキスト・画像・バナーなど)をパーソナライズすることが可能。メール配信の件名などの多変量テストをすることもできる。
「Sitecore CMSを活用すればサイトを一括管理することで、レポートの作成やデザインテストなど、様々なプロセスを簡単に把握することができる。また、実際のデータを元に仮説・検証を繰り返すことが重要。企業としては効率が良くなるし、ユーザー側から見ればおもてなしをされているような感覚が得られ、ユーザーとのきずなが生まれる」(原水氏)。