アドビ イノベーションフォーラム2011はAdobe Online Marketing Suite製品を導入、もしくは検討している人々へ向けたユーザーカンファレンス。デジタルマーケティングの最先端事例についての情報やAdobe Online Marketing Suiteの最新情報などについてが発表された。
講演のトップバッターを務めたのはアドビ システムズ株式会社 代表取締役社長のクレイグ・ティーゲル氏。「デジタル化、マルチデバイス化が同時進行が進みマーケターは困難な時代を迎えている」と指摘。その状況の中でアドビ システムズはマーケターにとって信頼のおけるパートナーであり続けたいと強調した。
続いて登壇したのは、米アドビ システムズ社 オムニチュアビジネスユニット バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるブラッド・ レンチャー氏。同氏は米国の最新状況を踏まえ現在のデジタルマーケティングの状況うを次のように表現した。
「ソーシャルの台頭、マルチデバイスの普及により日々新しい変化が起こる中、私たちはデジタルマーケティングの攻略本を日々書いているような状況です。このような状況の中、最近急激に成長しているのがスマートフォンです。四半期ベースで見るとスマートフォンの出荷台数はPCを越えており、今後スマートフォンへ向けた対策が必要なのは言うまでもないでしょう」と語った。
講演の後半では、スペシャルゲストとしてコムキャスト インタラクティブメディア ビジネスインテリジェンスデイレクターのデイビット マックブライド氏が登壇。Adobe Online Marketing Suiteユーザーであり、日々Webアナリティクスを行っている同氏は、ウェブアナリストはジャーナリストであり、科学者であり、映画監督であると表現する。
「サイト上でのデータ取得が容易な時代となった今、あらゆるデータを取得できる環境が整っています。しかし、それが十分に活かされているとは言えません。ウェブアナリストの仕事は、ジャーナリストのように探求心を持ち、科学者のように計測・分析を続け、映画監督のようにデータから魅力的なストーリーを作ることです。エグゼクティブへアドバイスを与えられる存在でなければなりません」
マックブライド氏の講演以降は、Adobe Online Marketing Suiteの各製品の活用方法や、Adobe SocialAnalyticsのデモが披露され、熱心に耳を傾ける来場者の姿が目立った。
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