5:キーワードの評価を行う
最後にサイトのブランドワードや関連キーワードの強さを確認します。確認するポイントは4つあります。
1)ブランドワードでの検索結果件数
Googleでブランドワードを入力して検索結果件数を確認してみましょう。多い=必ずしも良いわけではありませんが、比較する上での指標にはなるかと思います。
2)関連キーワードでの順位確認
競合と「取り合っている」キーワードがあればそれらを検索して検索結果順位を確認してみましょう。時系列でデータを残すためには「GRC」という無料ソフトウェアを利用する事をオススメします。
非常に便利なツールで、このツールだけで記事が一本書けてしまいますが、詳しくは筆者の著書「ウェブ分析論」に掲載をさせていただいているので御覧ください。あるいは公式サイトをご確認いただければと思います。
3)サイトに関連するキーワード情報を集める
自ドメインと競合ドメインに関連するキーワードの分析を行います。Google及びYahoo! JAPAN「にはキーワードを分析するツールが用意されています。それらを利用して、自ドメインと競合ドメインでかぶっているキーワードや、ブランドワードの検索回数を確認しましょう。
ドメインを入力すると関連キーワードや検索回数、リスティング時の入札単価や競合度合いなどを表示してくれます。
Google キーワードツールの活用方法は、本連載の第1回で紹介をしておりますので、ご利用下さい。

スポンサードサーチなどが利用出来るYahoo! JapanビジネスIDを持っている方が利用出来ます。同じくドメイン名を入力して利用する事ができます。
4)キーワードのトレンドを把握する
ブランドワードや大切なワードがどのようなトレンドで検索されていたり、どのようなユーザーに検索されていたりするかを把握する事は非常に大切です。その時にオススメしたいのが「Insight for Search」です
入力したキーワードに対して最大で7年間のトレンドを把握出来ます。また以下のようなレポートや機能を備えた強力なツールです。
- 最大5つのワードを同時に比較
- 任意の国と地域(日本の場合は都道府県)が選択可能
- 特定のカテゴリでの絞り込み
- 地域別人気度
- 関連検索ワード
- 期間中に急激に検索数が増加した関連検索ワード
- データのCSVダウンロード機能
最後に
今回は競合分析に必要な材料やツールを紹介いたしました。次回はこれらのツールを実際に使いながら、競合と思われるサイト同士の比較結果とその解説を行いたいと考えています。
今回紹介した内容で興味がある物がございましたら、実際に試していただいてから次回の記事を読むと、より理解がしやすいかと思います。次回もお楽しみに!