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スマホ向けメールマーケティング入門

スマートフォン向けEメールマーケティング最新動向
― ユーザー傾向と実現可能なクリエイティブ

スマートフォンユーザーは「アクション」を起こしやすい

 普及台数や利用率が増える一方、ユーザーの行動に違いはあるのでしょうか?

 2011年2月に、モニター800名を対象に当社でメールマガジンに関するインターネット調査を行いました。普段Eメールを読んでいる機器別に、購買経験や資料請求の件数を集計し、比較したところ、次のような結果になりました。

 まず、「メールマガジンを読んで商品を購入したことがありますか?」という問いに対しては、パソコンでメールを読んでいる人は54.7%に対し、携帯電話で読んでいる人が57.7%、スマートフォンで読んでいる人は69.8%と、パソコンとスマートフォンを比較すると15.1ポイントも開きがあります。スマートフォンでメールを読んでいる人の方がメールマガジンを経由して購入する率が高い結果になっています。

 続いて「メールマガジンを読んで資料請求をしたことがありますか?」という質問に対しては、スマートフォンでメールを読んでいる人は28.3%とパソコンで読んでいる人よりも、6.3ポイント高いという結果になっています。

 一方で「メールマガジンを読んでお店を訪問したことがありますか?」という問いに対しては、携帯電話が15.9%と、パソコン、スマートフォンを上回っています。

 また、「メールマガジンを読んで電話をして問い合わせたことがありますか?」という問いにおいても、携帯電話が最も高い結果となっています。

 これらのことから、実店舗への誘導や電話をするというリアルのコミュニケーションが発生する場合に関しては、いわゆるガラケーでメールマガジンを読んでいる人の方がアクションを起こす割合が高くなっています。

 また、「メールマガジンを読んで家族や知り合いに紹介したことがありますか?」という質問に対しては、パソコン8.0%、携帯電話10.1%に対して、スマートフォンでメールを読んでいる人は18.9%と圧倒的に高い結果となっています。

 以上のアンケート結果をまとめると、各デバイス向けのメールマガジンには、次の3つの特徴があると言えます。

  1. スマートフォンユーザーへのメールマガジンは、購入や資料請求などのアクションへつながりやすい
  2. 実店舗への誘導は携帯電話の方がつながりやすい
  3. スマートフォンユーザーの方がより口コミしやすい

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スマートフォンで実現できるメールクリエイティブ

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この記事の著者

金子 裕一(カネコ ユウイチ)

株式会社ディレクタス アカウントマネジメントグループ シニアコンサルタント

データベースマーケティングを軸としたコンサルティング業務に従事。ここ数年ではCCCM(BtoC向けマーケティングオートメーション)選定コンサルティング、CCCM導入にあたってのプロジェクトマネジメント、コミュニケーションシナリオ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2011/09/05 11:00 https://markezine.jp/article/detail/14266

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