SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Autumn

あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!

ニチレイフーズダイレクトのソーシャルメディア担当者に聞く ― ECサイトでエンゲージメントを高める方法とは?


売上への貢献よりも、ユーザーからの反応を重視

Q. 利用している運用ツールについて教えてください

 TwitterはTweetDeckを使っています。フォロワーからのメンションを見逃さないようにという視点から選びました。

 Facebookに関しては、今は何もアプリは使っていませんが、過去、Poll Daddy Pollsという投票アプリを使って、和菓子の新商品が出た際にアンケートを取ってみたことがあります。自分たちが売れると予測しているものの反響を試してみたいという思いがありました。結果、思い描いたほどの投票数はありませんでしたが、このように事前にアンケートをすることで、売り出してからのリアルな感想が聞けるようになれば、お客様の意向を踏まえたサイト作りをしていけるのではないかと、今後に期待しています。

Q. ソーシャルメディアの効果測定は、どのように行っていますか?

 Facebook立ち上げ時に代理店に入ってもらったので、コストが発生している以上、効果測定はしなければなりません。最初の頃は、ソーシャルメディアも広告媒体のひとつとして見ていたので、通常のバナー広告などと同様に、コンバージョンタグを埋め込んで数値を見たりしていました。けれども、フォロワー数や「いいね!」数と比例してクリック数は伸びるのですが、購買までの効果が見えませんでした。そこで、商品を購入させるというところをあまり意識せずに、違った角度で評価をするようにしたのです。今は、フォロワーや「いいね!」の目標値はあくまでも目安として置いているだけで、積極的にそこを増やす施策をするというよりも、自然と増えていくといいなと思いながら取り組んでいます。

 Twitterはフォロワーが増えるごとに、ひとりひとり確認してフォロー返しをしていますが、どちらかというとFacebookの方が順調に伸びていますね。「いいね!」数が2,000人を超えたあたりから、1回の投稿に対する「いいね!」の数も20~30近くまでいくようになり、実感として反応が良くなったと感じています。

Q. ソーシャルメディア担当として、塩谷さんの情報源について教えてください

 情報源としてはWebが多いですね。ソーシャルメディアを運用していて感じるのは、“中の人”の人格を出したときが一番反応をもらえるということ。ソーシャルメディア担当者は、芸能やエンタメ系のニュースも見た方がいいと思いますよ。それを直接ネタにしようというわけではなく、フォロワーの興味に近づいておくという意味で。Twitterは特に堅苦しくなると、おもしろくないですからね。

次のページ
商品を売り込むのではなく、“中の人”の顔が見えるように

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
あの企業のソーシャルメディア担当者に聞きました!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2011/09/08 14:24 https://markezine.jp/article/detail/14324

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング