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そのデザインちょっと待った!間違いだらけのWEBデザイン

ユーザーの滞在時間が大幅増 転職サイト『DODA』のキャンペーンサイト制作事例─成果につながるWebデザイン


 今回は、印象評価システム「クリエイティブサーベイ」を活用してユーザーの印象を調査を行い、ビジネスのゴールに基づいたデザイン構築を行い成功を収めた、株式会社インテリジェンス運営の転職サイト『DODA』のキャンペーンサイト制作事例を紹介します。

今回お話を伺ったのは…
株式会社インテリジェンス キャリアディビジョン 事業企画統括部 マーケティング企画部マネージャー
木下 淳氏


株式会社インテリジェンス キャリアディビジョン 事業企画統括部 マーケティング企画部
大江 信明氏

 

キャンペーンサイト制作の背景

 ――御社のキャンペーンサイトの制作にクリエイティブサーベイを使った提案をさせて頂きましたが、今回のサイト制作の背景を教えて下さい。

 大江:元々、今回のキャンペーンサイトは、DODAの新しいブランドイメージを表現するという目的がありました。弊社の運営する転職サイト「DODA(デューダ)」は、「いい転職が、未来を変える。」というスローガンを掲げ、転職を考えるお客様に寄り添って、いい転職を実現できるパートナーになろうと社員一丸で取り組んでいます。

 今回のキャンペーンサイトに関しても、転職における機能的な価値をきちんと伝える一方で、私たちが大切にしたい「信頼」「安心」「上質」「洗練」といったイメージを表現したいと考えました。

 こうしたイメージは、感覚的であるがゆえ方針を導き出すことが非常に難しいと感じていたところで、フォーデジット社のクリエイティブサーベイを利用したキャンペーンサイトデザインのご提案をいただきました。

 木下:今回のキャンペーンサイトでは、「一生をかけられる仕事とはなんだろう。思った時からあなたが始まる」というテーマのもとで、「一人ひとりのお客様に真摯にサービスを提供したい」「新しい会社へ入って終わりではなく、そこで活躍することこそが転職の成功だ」という私たちの想いを表現しました。

 転職した方々が活き活きと働くことで企業が活気づき、社会が活気づき、盛り上がっていくことが我々のビジョンです。そうした想いも含めて、どんな場面でもDODAが提供できる価値を正しく伝えていきたい。そのためには、転職を考える方々のインサイトを深く理解し、しっかりとメッセージが伝わるようにつくっていかなければならない。そうした意味合いからも、クリエイティブは非常に重要なものだと考えています。

 また、プロモーションは当然、社内にも影響がありますので、良いクリエイティブを発信していけば、カウンセリングに来た方への情報提供やサポートなどサービスの質にも少なからず影響を与えていけると信じています。

クリエイティブサーベイを利用しデザインした『DODA』のキャンペーンサイト
DODAキャンペーンサイト

クリエイティブサーベイを活用した結果は?

 ――クリエイティブサーベイを利用したサイトリニューアル後のトラフィックやPVなどは、いかがでしたか。

 大江:広告にどれだけ投資したかも関係するので一概に比較しづらいですが、今回のキャンペーンサイトは弊社の中でも注目度の高い「職種別平均年収」コンテンツに匹敵するPVになったので、多くの方に見て頂けたと感じています。

 一番驚いたのは、キャンペーンサイト内でのユーザーの滞在時間が非常に長かったことです。弊社のWebサイトの中で最もPVの多いコンテンツの約2倍ほど、滞在して頂いているというデータがでました。

 それに加え、サイトローンチ後の調査で「信頼できる、安心できるサービス」だというイメージスコアが以前に比べて約30~40%向上し、好感度も10%向上しました。これは今回の目的を考えると非常に満足できる結果だと思っています。

 ――ブランドイメージや好感度について、御社ではどのように捉えていますか。

 大江:ブランドイメージや好感度は、最終的なビジネスゴールに結びつく、重要な指標として捉えています。弊社サイトの流入経路は大きく2つあります。1つは会社名やサービス名を検索してダイレクトで入ってくる場合。そしてもう1つは「転職」など一般ワードで入ってくる場合です。「転職」などの一般ワードは人材各社での競争が非常に激しく、上位には大手各社の広告が並びます。

 その中に、DODAの広告が表示された時、『DODA』という言葉から「信頼できるサービス」「良い活動をしている」という良いイメージが再喚起できれば、サイトに訪問いただけるチャンスも増えると考えています。

 また、社名やサービス名での検索数を増やす意味でも、イメージアップは必須ですね。

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この記事の著者

田口 亮(タグチリョウ)

慶応義塾大学経済学部卒業、音楽業界を経て FOURDIGIT Inc. 入社。

2008年、同社の取締役に就任。大手企業を中心にWEBサイト、ディレクション・クリエイションを数多く手がける。2010年より消費者の印象意見を短時間で抽出する「クリエイティブサーベイ」の事業運営に携わる。2012年、人間中心...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 15:00 https://markezine.jp/article/detail/14733

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