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そのデザインちょっと待った!間違いだらけのWEBデザイン

ユーザーの滞在時間が大幅増 転職サイト『DODA』のキャンペーンサイト制作事例─成果につながるWebデザイン


まとめ:消費者意見を取り入れたデザイン最適化の重要性

 これまでの連載でも取り上げたように、現在のビジュアルデザインの決定は、ユーザーによる仮説検証プロセスが欠けているため、作り手側の少数意見によって決定されていく事がかなり多いことが分かっています。

 今回は株式会社インテリジェンスのDODAの事例を紹介しましたが、ビジュアルデザインに対してユーザーがどのような印象を抱いているのか把握した上でデザイン決定を行うことで、ユーザーからの好感度やサイト滞在時間が向上するなどの効果が得られることが分かりました。また、戦略的に目指しているブランドイメージがクリエイティブで体現されているのか確認する事で、デザインと戦略のズレを事前に防ぐ事にも役立ちました。

 実際の行動を行うのは、作り手側でなく受け手のユーザー。ユーザーがどう思うか、ユーザーがどう見るかを把握し、ビジネス視点とユーザー視点のマッチしたポイントにて魅力的なビジュアルを作り上げる事によって、マーケティングの一貫性が確保され、最終的なビジネスゴールを達成する事に繋がっています。

 ターゲティングなどの広告手法が発展して行くとともに、ターゲットがどう見るか、ということがますます重要になっていきます。その中で、株式会社インテリジェンスのDODAの事例のようにビジュアルの仮説検証プロセスを怠らない姿勢が、効果を生むために必要になるのではないでしょうか。

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この記事の著者

田口 亮(タグチリョウ)

慶応義塾大学経済学部卒業、音楽業界を経て FOURDIGIT Inc. 入社。

2008年、同社の取締役に就任。大手企業を中心にWEBサイト、ディレクション・クリエイションを数多く手がける。2010年より消費者の印象意見を短時間で抽出する「クリエイティブサーベイ」の事業運営に携わる。2012年、人間中心...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 15:00 https://markezine.jp/article/detail/14733

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